ピエール ルメートル (著), 橘 明美 (翻訳)


いやぁー、面白かった!


年末に向けた読書はピルグリムに続いて快作続き。


事前情報をなるべく目にしないようにした甲斐がありました。
様々なご指摘の通りこれはネタバレされたら読書の喜びが損なわれる作品ですね、確かに。しかも、以前も聞いた事だけれど、Alexという原題にその女とつけたのは、確かに素晴らしい。


あちこちの面白い海外ミステリ2014で1位となるのも頷ける。


何というストーリーでしょう。わーを。
そして、警察側の登場人物がまた憎い。


11月末までに読んでたら、これまた投票作変わってたなぁ。


大満足!
ピルグリム〔1〕 名前のない男たち
ピルグリム〔2〕ダーク・ウィンター
ピルグリム〔3〕 遠くの敵

テリー・ヘイズ (著), 山中 朝晶 (翻訳)


いやーーーーーーーーーーー、面白かった!
3巻ものなのに、一気に読了!


元ジャーナリストで、脚本家という経歴が頷ける、力量。迫力。臨場感。
こちらを先に読んでいたら、2015年のベスト5に、ゴーストマンではなくこちらを入れたなぁ。

大満足でした。


続き、楽しみに待っていて良いんだよね???
M・ヨート、H・ローセンフェルト共著、ヘレンハルメ美穂訳



どうして気を付けているのに、毎年風邪を引くのだろう。
日曜日の夜中に酷い咽頭痛に気付き、月曜日は一日寝ていた。



病に伏せる場合のお供は、読書です。
本を読んでは寝て、また起きては読む。そして寝る。


kindle で積読だった、『犯罪心理捜査官セバスチャン』をサクサク読了。

北欧ミステリはまだそれほど沢山読んでいないけれど。
『三秒間の死角』と同じ位かなぁ、面白かった。

つまり、とても面白かったということ。

最後にそうくるかという落ちといい、自作を楽しみに思う。




そういや、北欧ミステリと呼ばれるものは何を読んだんだ?
・ミレニアム
・湿地
・特捜部Q (2作目の途中?で止まってる)
・三秒間の死角
あとは・・・?

The Burning Room

2014年12月1日 読書
この週末をのんびり過ごしたお蔭で、ようやく人間らしい心持になった気が(笑)。


Michael Connelly の新作 "The Burning Room" を読み終えてしまった。

ボッシュの刑事としての最後あるいは最後の方の日々の小説なので、常に「引退」の文字がちらついて、とても寂しい気持ち。

考えてみたらボッシュは1999年のAngels Flight の翻訳が待ちきれずに、そこから英語で読んでいるので、追っかけ始めてからは15年以上!

最も長く追っかけている作家なわけで。

最近のリンカーン弁護士のミッキー・ハーラーも面白いんだけど、ボッシュに対する思い入れがねぇ・・・・・。

ボッシュらしい地道に捜査する作品でした。
またボッシュに会えるのかしら。

容疑者

2014年10月20日 読書 コメント (2)
ロバート・クレイス著


週末に読了。

ハンドラーを失った元軍用犬と、パートナーを亡くした警察官が主人公のお話。
ミステリなんだけれど、マギーという名のシェパードのパートが泣けて泣けて。

そもそもプロローグを読んだ段階で、泣けて。
ベッドで嗚咽してしまったわよ。
本読んでひんひん泣くなんて。

よく動物と子供は全部美味しいところをもっていく、みたいな例えありますが。
まさにその通り。

ミステリの筋ももちろん悪くありませんが、マギーにやられました。
ず、ずる過ぎる(笑)。ははは。


動物好きはきっと気に入ると思います。
『ゴーン・ガール』 ギリアン・フリン著

積読してたのを、この週末に読了。

イヤミスという評判は聞いていたので、ちょっと覚悟をしていたせいか(イヤミス嫌い)、思ったよりは面白かった。

でも、好きか嫌いかと言われたらやっぱり好きじゃない。
やっぱりイヤミスは苦手だなーーーー。


これは映画化されるんだよね。
小説とは異なる筋になるらしいけれど。

あのイヤな感じはどこまで出るんだろう。




次は『ゴーストマン』かな。
あ、それから、止まってるヴィク物を読みたくなった。
どこで止まってるんだっけ。
故あって、ドン・ウィンズロウの『ストリート・キッズ』を細か~~く読み返していたこの頃。

途中で挫折していた『犬の力』、『フランキー・マシーンの冬』も続けて読了いたしました。



ドン・ウィンズロウはニール・ケアリー・シリーズがとにかく大好きで。
ニールの物語が終わって、しばらく著作が出ない間とても寂しく思っていたのに。

何故か『犬の力』は、力負けした様に頓挫していたのでした。



いやー、本当に迫力の作品だったなー。

『フランキー・マシーンの冬』も、ウィンズロウらしい作品と言えるのでは。
洒脱、軽妙、そして出来るヤツ!

しかしウィンズロウは東海岸出身なのに、西に移って、しっかり西の気分が織り込まれいるのだね。


ウィンズロウ熱が蘇りましたよ。

でもね、翻訳の東江一紀さんが亡くなってしまって。
今後新しい作品が出ても、もう彼の翻訳では読めないのですね。

何と残念な。


ニール・ケアリーの頃は原書で読もうという気が全くなく、その自然な訳の素晴らしさにあまり気付いていなかったのですが。『犬の力』を読み始めた時に、東江さんの翻訳の素晴らしさ、その豊かな日本語の語彙に気付いたんだった。


あんな素晴らしい翻訳を見ると、日本語の宝だわー、と思うな~。

本当に残念。
ちょっと理由があって、少しデニス・ルヘイン/レへインを読もうかと。

探偵パトリック&アンジーシリーズの第1作の『スコッチに涙を託して』
( A Drink Before the War) (1994)


えーっと、変な感想なんだけど。
村上春樹みたいーーーーー!?

軽口がね、もう、とってもとっても村上春樹みたいなのですよ。

村上春樹がチャンドラーに影響を受けたっていうのはどこかで読んだけど。

↓↓↓

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もし「これまでの人生で巡り会ったもっとも重要な本を三冊あげろ」と言われたら、考えるまでなく答えは決まっている。この『グレート・ギャツビー』と、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』と、レイモンド・チャンドラー『ロング・グッドバイ』である。
出典:村上春樹「翻訳者として、小説家として—訳者あとがき」、スコット・フィッツジェラルド、村上春樹訳『グレート・ギャツビー』、2006、中央公論新書
--------------


あー、何だかこれでようやくその流れが分かったかもーと、変なところで膝を打つ。


それとは別に作品はなかなか面白かったので、2作目へ。
ジェフリー・ディーヴァー著。


相変わらずリンカーン・ライムシリーズ。

今回は黒人に関するモチーフ。

いつものドンデン返しも勿論だけれど、法的解釈や文化的背景など興味深い。



仕事の合間や代休に読了。

主人公の女の子が可愛らしくて、思わず読み返してしまう。





何と次の作品以降はkindleに入っていないので、どうしよう。
ジェフリー・ディーヴァー著

続いて、リンカーン・ライムシリーズ。

台風接近で、低気圧で990 hpa位まで下がったようで、息苦しくて朝方目覚め。
有給休暇とあいなり。

気圧の上昇と共に少し改善したものの。
ごろごろと読書位しか出来ることなく。


リンカーン・ライムは読んでいてとても面白いのだけれど。
これはパートナーのアメリア・サックスがいることが随分と大きい気がする。

警察官としては、マイクル・コナリーのハリー・ボッシュの方が断然好きだけれど。

エンターテイメントとしては上出来。

すこっと読了して、次へ。


こんな時は読書ばかりが捗ります。
というか、読書くらいしか出来ないということ。

ため息。
リンカーン・ライムシリーズ第4弾。

中国人の不法移民を扱う蛇頭のボス「ゴースト」との戦い。
前作「エンプティ・チェア」を読了した勢いで、ぽちっと。

やっぱり読みだすと面白くて止まらない。

他に課題図書を読まなくてはいけないのに、ついついこちらを読んでしまう。
面白いなー。

中国人刑事のキャラが非常に効果的。



そこでふと思うこと。

アメリカのミステリ作家も中国そしてオリエンタル文化が気になるのかなーと。


◆S.J.ローザンの「シャンハイ・ムーン」(2010年)
 (ローザンはそもそもリディア・チンという中国系アメリカ人を登場させているところで既に異色だけれど。)

◆マイクル・コナリーの「ナイン・ドラゴンズ」(2009年)

と、好きな作家が中国・中国文化というモチーフを物語に織り込んでいる。

この「石の猿」は2002年刊行だから、さきがけとも言えるかしらん。


土曜日にのんびり読書して読了。

次をポチっと。
読みかけでどこかに行ってしまっていた、『エンプティ・チェア』 ジェフリー・ディーヴァー著(Jeffery Deaver)が、Kindle化されているのを発見して、ポチって、読了。

リンカーン・ライムシリーズ第3作。


以前仕事でお招きしたノースカロライナ在住のアメリカ人が、あの辺りの地形のことを話してくれていたのだけれど、当時は今一つぴんと来ず。
この作品を読んで「あー、あのことね―。」と合点。


ディーヴァーのジェットコースターは本当に最後まで盛りだくさんで流石。

「エンプティ・チェア療法」のところではホロリともさせ。

面白かった。

勢いで、次の「石の猿」までポチっとな。

「燃える男」

2014年6月6日 読書
「燃える男」 “Man on Fire”
A.J. クィネル (著), A.J. Quinnell (原著), 大熊 栄 (翻訳)


課題図書。
初クィネル。

いやーー、実にカラっとした文章だと感じるのは何故だろう。
と思っていたのだが、主人公のクリーシィーが(あるいはクリーシィーについて)細々としたことを語ったりしないからかもなー。

彼が潜り抜けたきたことは淡々と事実しか語られない。
居場所のないクリーシィーと、彼が抱いた、あるいは彼への愛。

そして舞台であるゴゾ島がまた素敵なのだ。
やっぱりビバ!地中海だわー(笑)。

大層面白く読了致しました。
ちなみに今併行して読んでるのは、


●『不夜城』(馳星周) Kindleセールでなんとなーくポチった。

●『テルマエロマエ』  映画をテレビで見て面白かったからポチった。

●『ハンニバル』 下巻の頭で止まってる

他、多数。途中で止まってるの一杯あるんだよね。


開かれるのを待っているのは

●『三秒の死角』
アンデシュ・ルースルンド (著), ベリエ・ヘルストレム (著), ヘレンハルメ 美穂 (翻訳)

●『真夜中の相棒』(新装版)
Teri White (原著), 小菅 正夫 (翻訳)

●『ゴーン・ガール』
Gillian Flynn (原著), 中谷 友紀子 (翻訳)

など。

勿論、他多数。
世界が終わるわけではなく
ケイト・アトキンソン 著
青木純子 訳


今、読んでる本(の一つ)。


何て素敵な装丁。
そして、不思議なお話。


最近本はもっぱら電子書籍派ですが、この本は紙が素敵かも。



元文学少女にお勧めです。
オリーヴ・キタリッジの生活
  Elizabeth Strout (原著), 小川 高義 (翻訳)



お天気の悪い日曜日に。


素敵な作品だと思うけれど
何だかさびしくなる。
●感謝祭は邪魔だらけ (創元推理文庫)
クリスタ・デイヴィス (著), 島村 浩子 (翻訳)

The Diva Runs Out of Thyme
(A Domestic Diva Mystery)
Krista Davis (著)


●ジューンブライドはてんてこまい (創元推理文庫)
クリスタ・デイヴィス (著), 島村 浩子 (翻訳)

The Diva Takes the Cake (A Domestic Diva Mystery)
Krista Davis (著)


●The Diva Paints the Town (A Domestic Diva Mystery)
Krista Davis (著)

邦訳2作に、3作目は未訳なので英語で。



普段マイクル・コナリー位しか読んでいないので、何というか語彙が全然違って戸惑う。いや、勿論ワタクシの英語力が不足しているんですけどね。3作目は今読み返していて、ようやくしっくりと読んでいます。



感謝祭というイベントと、舞台がアレキサンドリアで懐かしくて読んでみた、とっても久しぶりのコージー。


何というか、アメリカという文化についての小ネタは面白いんだけど。
やっぱりもうコージーでは飽き足らないかなーっという気もするかなー。




アメリカの新聞に載っていた人生相談の“Dear Abby”(だったよね?)を懐かしく思い出します。
(あ、Chromeが改善してる)

岩井志麻子 著
第6回日本ホラー小説大賞受賞作品。


最近テレビで下品な「しま〇こちゃん」としてご活躍の様子しか存じ上げず、今まで読まずにすみませんでした!

いや、お上手だわ~~~。


もうちょっと読みまする。
読了。


カテゴリーとしてはYAなのだけれど。
人生を生きにくいと感じたことがある人にはお勧め。


英語で読んだので、邦訳でどれくらいそのもどかしい感じが訳出されているのかは不明だけれど。



"He’s a wallflower."..."You see things. You keep quiet about them. And you understand."


ひりひり。


セール!

2014年1月23日 読書
kindle ストアでの角川のセールが凄すぎる。

多分、1年分以上の積読をポチりました。

西原恵理子からシェイクスピア。
ダン・ブラウンに馳 星周。

いやー、何冊ポチったのかしらん。

しばらく翻訳ミステリ以外は買わなくて良いはず。

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