ジャネット・イヴァノヴィッチ

面白い!

久々に面白くて、もりもり読了。そうそうこういう面白い~って思いながら読める本を探していたのだよ。

ジャネット・イヴァノヴィッチ って、アンソロジーで読んだ気がするのに、このシリーズは手付かずでした。不徳だわー。

これはシリーズ10作目、とのことで、1作目から読む楽しみが出来ました!

行きまっせ~~。
土曜の午前中は機能停止
眠い。

台風行っちゃったんだね。でもまだ気分は低気圧です。はぁー。土曜の午前中はいつも機能が停止しておりやす。それも段々ひどくなる気がする。こーゆーのを年を取るって言うんでしょうかねー。やれやれ。


今日は悪天候の中罪悪感なく家にこもる、の予定だったんですけどね。(天気が良くて家にこもっていると、何故か少々罪悪感を感じたりするんだよねー。なんででしょ。)

季節の変わり目はたいてー体調が悪いし、眠いし、今日も読書かなー。



ところで、こないだ本屋で気付いたことがありまして。

最近、どうも読みたい本が見つからない・・・・・・・・・、と漠然と思ってはおりました。

確かに、残酷な連続殺人の謎解きの気分では無かったし、あまーい恋愛ものの気分でも無かった。

でもね、今時、東野圭吾と井坂幸太郎と唯川恵があまり好きでないと、平積みの本は結構読了済みであったりする、ということ。


これも前述の日記同様、年を取ったってことかしらねー。



やれやれ。




いやー、一応履歴書の趣味の欄に読書って書きたい派なので、それなりに定量を読み続けてきて。

かといって、ドフトエスキーは全て読んでます、みたいな硬派でもありませんし。

ノンフィクションも読んだりしますが、基本長編小説好きなので、まぁ話題になった長編はそれなりには読んできているわけで・・・・・・・。


でもね、1年か2年前くらいには、今みたいな読むものがないーーーーー、みたいな感覚は無かった気がするのは気のせい?

音楽も出版業界も、ポップな流行モノ・あるいは王道モノ以外は(採算ベース程に)売れない・・・・・・・と嘆いていた気がするなぁ、みたいなことを実感する様な気がする本屋さんの品揃え。


うーむ。



はっきりと欲しいものが決まっているときは、結構amazonで複数点まとめ買いするんですけどね、本もCDも。

そうじゃなくて、本屋やCDで実際にぱらぱらっと見て買いたくなるわけですよ。タイトル見て、作者確認して、気になったら裏表紙のあらすじ見てみて・・・・・・。(私は解説を見て買うということはしません、何故か。)

CDなら試聴したいわけですよ。


でね、時間が無いときにどうしても駅のターミナルビルみたいなとこにある、あまり大規模じゃない書店に行ったりすると売り場を2周しても3周しても、読みたい本が見つからなかったりするわけ。

そういう経験が何度か続いて。

「はて、どうしてこんなに私は読みたい本が見つけられないんだろう。」と、思ってみると。

本屋さんがプッシュしているコーナーには↑の作家の作品がずらっと並んでいたりするわけですよ。

あの方たち以外だともう読んだ作品だったりね。




東野圭吾は先日述べたとおり、何故かいまひとつ好みでない。井坂幸太郎はラッシュライフがくじけて止まったまま、次へ手が伸ばせずにおります。唯川恵は甘すぎてなぁ・・・・・・・・・・。

それから、最近人気の時代モノも、なぜか昔からもひとつ触手が伸びませぬ。


愉しい小説に当たりたいなー。



うーーーむ。



つくづく、本屋さんで、あれも読みたい、これも読みたい、わーーーい、わくわく~~~~、みたいな思いをしたいです。





でもさ、それってワタクシやっぱり王道派じゃない、ってことだよねぇ・・・・・・。むむむ。




※写真はスミスものなのに、ちっとも読むのがはかどらないうちに翻訳が出てしまったローザンのWinter and Night。悔しいからこれは原著で読了したい。

まぼろしハワイ

2008年9月11日 読書
よしもとばなな のハワイもの その2

サウスポイント

2008年9月11日 読書
よしもとばななのハワイもの。

友人に勧められただけあって、確かに良いんだけどね。

「フラ」の魅力を知らないとこの作品の気持ちに乗り切れない気がして、すごく悔しい。えーん。
ってなことで、最近読んだ本のカバーを一挙。

感想は後ほど。

海のふた

2008年9月8日 読書
よしもとばなな

良いねぇ・・・。

海が好きだから、っていうのも個人的にポイントになっている気がしなくもないけど。

私はなんだかさ、小さな頃からオトナになったらサラリーマンになるように洗脳されていたと思うので、こういう、「自分で何かやる」というのに憧れがあるのだ。

よしもとばななさん、西伊豆の土肥にずっと通っていらしたそうですが。

蛇足ながら、祖母が祖父と結婚してすぐにほんの一時期、土肥に住んでいたことがあって、祖母と母と3人で、その頃住んでいた場所を探して行ったことがあります。うふふ。

原マスミさんの唄が聴きたいぜよ。

ハゴロモ

2008年9月8日 読書
よしもとばなな

すごくとがったり、華がある、という作品ではないけれど、よしもとばなならしい、心があったまる作品。

川のちから、ねぇ・・・・・。ふむ。 なにやら東北っぽいイメージだわ。
白夜行の2部、とのことですが・・・。



東野圭吾は今とっても売れっ子の作家だと思いますが、実は少々苦手。

今までに何度かトライしましたが、どうしてももうひとつ面白いと思えない。

で、何年か前の「白夜行」だけは面白かったのだよね。この頃天童荒太の「永遠の仔」とこの白夜行が表と影みたいな作品を成していて、両方面白く読んだものでした。


そうして、なぁんの事前知識もなく、何となく本屋で見つけた幻夜。

白夜行の第二部、だったのねぇー。それも読み終わった後に解説で知る始末。まぁ、逆にそれが良かった気がします。


~~~~ネタバレします~~~~~

何らかの事情があって別人になりすます、と言えば宮部みゆきの「火車」を思い出すところですが。

阪神大震災という設定を上手に生かして、なるほどストーリーテラーだなぁ、とは思うんだけどねぇ・・・・・。

その成り行きや数々の犯罪・悪行に、正直、白夜行の様な切羽詰った必要性みたいなものがいまひとつ感じられなかった気がしますなぁ。

上手に描けてるよなぁ、とあちこち読み返してしまうんだけどね。思い入れできない、というか。

どう「白夜行」と繋がってるのかと思って、「白夜行」まで読み返してしまいました(笑)。どちらも800ページ程度。2日間、風邪の回復のお供でございやした。

「白夜行」の解説でも述べられてるけど、「白夜行」では本人たちの思いや2人の会話は一切出てこない。それが非常に功を奏していると思われる。

反して、「幻夜」では、主人公美冬のあけすけな(関西弁での)思惑が語られ、パートナーである雅也の心の動きやとまどいや怒りまでもつづられる。


それでも、なぜだか物語にのめりこめないんだなぁ。どうしてかなぁ。

繰り返し描写される稀代の悪女、主人公「美冬」の「美しさ」がどうしてもすっと気持ちに届かないっていうのもあるのかなぁ。

とにかく、登場人物の男性が揃いも揃って、「雪穂」や「美冬」の美しさに絡め取られていくっちゅうのに、どーも違和感が、ねぇ。まぁ、確かに、それが「オトコの性」ってことで、男性的視線の所以かもね。

「白夜行」は、それこそ親に売られて中年オヤジの相手をさせられていた極貧の小学生が、図書館で一緒にいる時だけは(恐らく)子供に戻れた桐原と、いわば2人でそのオヤジを殺すことで自分達を救済したという魂の結びつきが何にも勝る価値だったのかなぁ、と。

雪穂が成功するためだけではなく、桐原が生き延びてゆくためにも、お互いが悪行をしてゆくわけで。昼でもなければ月夜でもない、「白夜」を共に歩いていくパートナーのためにはお互いに何でもする、っていうところが、まぁ、ぐっと来るわけだけれど。

「幻夜」は、「白夜行」の後に何があったのか解らないけれど、その過去を捨て去り自分が成功するために、相手を騙してでもなんでもさせる、っていうのじゃ、単なる反社会性人格障害じゃないか、これでは。

そこまでしてリセットしたかった過去が、「白夜行」と「幻夜」の間に発生したのか。第三作でそれが語られたりするのかしらん。

その切実さが無い(あるいは現時点では解らない)ところが、共感を呼ばないのかなぁ、と思ったり。

うむむ。

やっぱりさ、犯罪ものでも、火車の様に主人公に共感させる切実さと魅力が無いとねぇ・・。



幻夜と火車では、個人的には火車に軍配ですなぁ。



悪くはないし、上手なんだけどね。やっぱり東野圭吾にはのめりこめない、かもでした。

闇の子供たち

2008年9月8日 読書
闇の子供たち
うーむ。

これ、映画化もされて、話題の作品だと思うのですが。

正直言って、作者はこの題材を小説という形式を取って何を言いたかったのだろう・・・と。児童売買・売春・買春・臓器売買など、社会的なテーマに対して、小説としてのあのアプローチでは中途半端な仕上がりな気がしますねぇ。

題材が生々しいだけに、出来上がったものが薄っぺらいという印象。

2 days 4 girls

2008年9月8日 読書
2 days 4 girls
ものすごく久々の村上龍。

ただ単純に、古本屋で安かったので移動のお供に買いました。

自己評価の低い女性のディテールを描くのが、村上龍ブシだよなぁ、とは思うものの。小説としてはどうなんでしょうか。

幻想小説、でしょうが、そのまんまの落ちはずるい気が・・。
以前映画を見て、結構気に入っていたのですが、その原作を本屋で発見したので購入。今月文庫落ちしたみたいですね。

この数ヶ月、何故か本屋に行かれなくてねぇ・・・。新しく購入した本も、何故か読めなくて、既読本ばかりを繰り返し巻き返し読んでいたのでした。

相当参ってたんだろうなー。>自分。

「よしもとばなな」と「かもめ食堂」を買っているあたり、まだ弱っているのが解るけど。はは。

で、かもめ食堂です。

いやぁ、これ、映画がよく出来てましたねー。

小説を読んで映画を見る人ならよく経験するのは、原作ありの映画の場合、原作の魅力がうまく表現されていなくてがっかりするケースが多いと思うのですが。

映画を見た後に原作読んでみると、原作にだけ描かれている細部は別に無くても、ちゃんとあの映画の世界観は成立していることがわかります。

監督(荻上 直子氏)えらいなー。

実は、ワタクシ、群ようこの小説あまり好きでないのです。

彼女がまだOLしながらエッセーでデビューした頃は、買いましたよ。「午前零時の玄米パン」

その後それなりに読んではいたのですが、どこかの時点で「基本的にあまり好きでない」という結論に達して、作品をチェックする作家リストから外れたのでした。

なので、今回も原作よりも映画の方が好きです。

あのキャスティングとフィンランド・ロケの魔法かもね。

活字派なので、原作あると読みたくなる性質なので気が済みました。

ひとかげ

2008年8月11日 読書
また、よしもとばななさんにやられました・・・。

「なんくるない」に続いて、です。

傷ついた魂、魂の再生、恋、愛。

しみます。

隠蔽捜査

2008年3月1日 読書
今野 敏

移動のお供用に本を見繕った書店にて、「吉川英治文学新人賞受賞作」というのを発見して購入。

こういう受賞作は、意識して読むわけではないけれど、軽い気持ちで本を探している時には無意識に参考にしている自分に気付きますなぁ。

海外ミステリも好きだけれど、実は日本の警察モノも結構好きなのですよ。頭の固い組織の中の人間関係が、非常識なワタクシ的には海外ものの様に興味深かったり、します。

警察庁キャリアが主人公というのは、異色のミステリ?

しかも前半に描かれる主人公は「変人」としてかなり頭がカチカチに思えるのが、後半の至極まっとうな価値観を支える土台になっていますねぇ。

語り口も良いし、現実の事件の要素を取り混ぜて、好バランス。

さくさくっと読了。

同主人公でシリーズのように2作目が出ている様なので早速買ってみようという気になります。
ドン・ウィンズロウ

これは、ストリート・キッズから始まるニール・ケアリー・シリーズの最終作。

ニール・ケアリー、大好きなキャラだったので、シリーズが終わってしまうのが寂しいですねぇ。

原著を読んでいませんが、この作品の翻訳は大変だったんじゃないかなぁ、と思います。それ程に皮肉や駄洒落やスラングが多い(だろう)と思う。

どこかでのインタビューによると、シリーズ再開の意思が作者に全くないわけではないらしいので、続きを待ちたいと思います。

ちょっと短めで、割りにさらっとした作品でしたが、ニールとネイサンなど登場人物のキャラクターでさくさくっと読了。

ニール・ケアリーシリーズは絶対にお勧めです。

天を映す早瀬

2008年2月28日 読書
S・J・Rozan

白人男性ビル・スミスと中国系アメリカ人女性リディア・チンの2人の探偵が紡ぐシリーズ。

これで和訳は読み尽くしてしまったー。

今回の舞台は香港。

主要登場人物の中国的(儒教的?)価値観が、薄れつつあるとは言っても頷ける私たち日本人読者が受ける印象と、さっぱり解らないだろうなぁ、というアメリカ人読者と。

きっとこのシリーズに受ける「エキゾチックな感」は随分と違うんだろうなぁ。それを想像すると興味深い。

ビルとリディアの距離も随分と縮まってますが、ニューヨークに戻ったら、あれは無かったこと、なぁんてなるのかしら。

春を待つ谷間で

2008年2月8日 読書
S.J.Rosan著

ここのところ、あほの様に読み進めているビル・スミスとリディア・チンのシリーズ6作目、読了。

ビルの視点の作品です。

ビル・スミス、素敵だわー。感想は追記予定。

※※※※※※※※

早めの対処が効いたのか、夜中に一度びっしょり汗をかいて着替えたら、今朝は風邪が大分治まりました。

ほぅ、一安心。気管支の違和感はまだ残ってますけどね。

月からの使者も来て、あちこち痛いし、気分は最悪ですが。サラリーマンは、出張に行かねばならぬ、なのだ。

出張先のホテルに電話して、禁煙室と加湿器のお願いをしたので、こちらも一安心。

でもさ、出張先でも明日雪予報出てますけど・・・・(涙)。

さてさて、金曜日ですねぇ〜。3連休の方、多いですよね。雪予報も出て寒そうですが、皆様良い週末を〜〜〜。

苦い祝宴

2008年2月3日 読書
S.J.Rosan著

リディア・チンとビル・スミスのシリーズの5作目、読了。

今回はリディアの視点の作品で、チャイナ・タウンが舞台の作品。ビルが主役の作品の方が好きだと思っていたけれど、前作の「どこよりも冷たいところ」よりもこちらの方がプロットが良くて面白いかも。

今日はホントウは茨城にあるお寺に節分の行事に出掛ける予定でしたが、雪で中止に。

おとなしく家からは一歩も出ずに読書でのんびりでした。
S.J. ローザン著

リディア・チンとビル・スミスのコンビ4作目。

この週末は金・土・日と3日ともなかなか会えない友人との夕食。少々(いえ、かなり)呑み過ぎました。

なので日曜は休養読書。

前作でちょっとその(男女としての)距離が縮まったかなという記述だった気がするリディアとビル。

今回はビルの視点の作品なためか、何度も「(残念ながら)そういう仲じゃない。」とビルが言っています。

アメリカ人女性的プライドのあり方って時々わからん。

新生の街

2008年1月24日 読書
S.J.ローザン 著

ニューヨークを舞台に、リディア・チンとビル・スミスの2人の探偵が繰り広げる物語シリーズ3作。

はい、ビル・スミスのファンです(笑)。

1作ごとにリディアが語り手のストーリーとビルが語り手のストーリーと交互に進んでいるのですが、ビルが語り手のストーリーの方が好きだなぁ。

中年オトコの慎みと憂いがね、良いのですよ。若くて怖いものしらずのリディアの視点よりもねぇ。

ビルはリディアにぞっこんで、リディアは男女の関係になることに消極的なのだけれど、それもストーリーが進むにつれて少しずつ変化してきている様で。

さくさく読了で、4作目に突入です。

ところで、原題のMandarin Plaid。

「マンダリン・プレイド」として、作品の中でもブランド名として使われています。

でもね、plaid って「格子縞の」という意味の言葉で、「プラッド」と発音されるみたいなのよね。どうして、全然違う表記になってしまっているのだろうか。

沖で待つ

2008年1月20日 読書
ISBN:4163248501 単行本 絲山 秋子 文藝春秋 2006/02/23 ¥1,000

「海の仙人」とこれが同じ作者だと気づいてませんでした。大変、失礼。

で、古本で買ってさくさく読了。

「勤労感謝の日」と表題の「沖で待つ」の2作。

良いねー。

同じ作者の「イッツ・オンリー・トーク」の帯に「私たちはこういう女性作家の登場を待ち望んでいたんだと思います。」というという書店員さんの紹介が書いてありますが。ほんまやー。

「海の仙人」もよかったけど、「勤労感謝の日」が好きだ。

私は小さな会社でしか働いたことが無いので、男性の同期の経験が無いんだけどさ。「沖で待つ」の情愛はちょっと羨ましい。

久々に、女性作家で他の作品も読もう、と思いましたぜ。

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