『亡国のハントレス』
2021年11月29日 読書
ケイト・クイン (著)、加藤 洋子 (翻訳)
全く予備情報なく読みました。
↓Amazonでの紹介テキスト
実は700ページオーバーで、紙の本で見るとかなりのボリュームらしく、読んでも読んでも50%までいかなくてびっくりしたくらい。
でも、「歴史ミステリー」として読むとどうかなぁ・・・と思う。ミステリーではないんじゃない?エンタメだよね、と。
でもそれを差し引いても、シスターフッドものとして読んだら、ほーんとページターナーで御面白くて。
私は恥ずかしながら歴史に弱いのだが。
ソ連に「第46親衛夜間爆撃航空連隊」という女性だけの夜間爆撃連隊があったことは知らなくて。そのパートがいろんな意味ですごくよく描かれていて。
これは久々につかみも良いし、読んだ後にも「面白かった〜」と思える作品だった。
敢えていうならば、「ハントレス」についてもう少し描いてほしかったな、というのはあるかなぁ。そこが弱かったかな。
ナチハンターという素材を気軽に使って良いのかどうなのか、という論点はあるのだろうとは思うけれど。アメリカ人の無邪気な正義感をそのまま採用してあげても良いのでは?と私なんかは思うんだよね。
この作家の一つ前の「戦場のアリス」と、スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ著の「戦争は女の顔をしていない」を読もうと思った。
ちょっと、『コードネーム・ヴェリティ』を思い出します。
ところで、ハントレスって何?と思ったのだが。
actor / actressと同じ活用(?)の、hunter / huntressなのだね。
なるほどーーーーーと、辞書を引いて思った次第。
全く予備情報なく読みました。
↓Amazonでの紹介テキスト
第二次大戦後、激動の時代に消えた殺人者
“ザ・ハントレス”の正体とは――
第二次大戦のさなか、ドイツ占領下のポーランドに“ザ・ハントレス”と呼ばれた殺人者がいた。
森で人を狩り、子供や兵士を殺した冷酷な親衛隊将校の愛人。
その女に弟の命を奪われた元従軍記者の英国人イアンはナチハンターとして行方を捜し、1950年春、手がかりを追って大西洋を渡る――。
一方、米国ボストンでは、17歳の娘ジョーダンが父親の再婚相手に不審を抱き……。
壮大な歴史ミステリー
実は700ページオーバーで、紙の本で見るとかなりのボリュームらしく、読んでも読んでも50%までいかなくてびっくりしたくらい。
でも、「歴史ミステリー」として読むとどうかなぁ・・・と思う。ミステリーではないんじゃない?エンタメだよね、と。
でもそれを差し引いても、シスターフッドものとして読んだら、ほーんとページターナーで御面白くて。
私は恥ずかしながら歴史に弱いのだが。
ソ連に「第46親衛夜間爆撃航空連隊」という女性だけの夜間爆撃連隊があったことは知らなくて。そのパートがいろんな意味ですごくよく描かれていて。
これは久々につかみも良いし、読んだ後にも「面白かった〜」と思える作品だった。
敢えていうならば、「ハントレス」についてもう少し描いてほしかったな、というのはあるかなぁ。そこが弱かったかな。
ナチハンターという素材を気軽に使って良いのかどうなのか、という論点はあるのだろうとは思うけれど。アメリカ人の無邪気な正義感をそのまま採用してあげても良いのでは?と私なんかは思うんだよね。
この作家の一つ前の「戦場のアリス」と、スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ著の「戦争は女の顔をしていない」を読もうと思った。
ちょっと、『コードネーム・ヴェリティ』を思い出します。
ところで、ハントレスって何?と思ったのだが。
actor / actressと同じ活用(?)の、hunter / huntressなのだね。
なるほどーーーーーと、辞書を引いて思った次第。
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