『訣別』

2020年12月13日 読書
マイクル・コナリー (著)、古沢 嘉通 (翻訳)

ボッシュは、ロス市警時代の旧知の知人が本部長を務めるロス北郊の小さな自治体サンフェルナンド市(人口二万人強)の市警察に誘われ、無給の嘱託刑事として勤務するようになっていた(一方で私立探偵免許をあらたに取り直していた)。 ある日、元ロス市警副本部長で、現在はセキュリティ会社トライデント・セキュリティの重役になっているクライトンに呼び出され、トライデント社の顧客の大企業のオーナーである富豪、ホイットニー・ヴァンス(八十五歳)が、ボッシュを名指しで依頼したいことがあると言っている、と告げられる。依頼内容は、クライトンも知らず、ボッシュにのみヴァンス本人から伝えるとのこと。 ヴァンスに会いにいくと、高齢と疾病のため、老い先短いことを悟った老人から、大学生の頃知り合い、妊娠させながらも、親に仲を裂かれたメキシコ人の恋人を、あるいはもしその子どもがいれば、探してほしいと頼まれる。ヴァンスは未婚で、ほかに子孫はおらず、彼が亡くなれば莫大な財産の行方が気になるところで、もし血縁者がいれば、会社の将来を左右する事態になるかもしれず、そのため、会社側の利益(ひいては自分たちの利益)を優先させる行動に出る重役たちがいることが予想されるため、調査はくれぐれも極秘でおこなってほしい、と念を押される。また、この調査に関する報告は、かならずヴァンス自身にのみおこない、ヴァンス以外の人間から調査への問い合わせは一切しない旨、告げられる。


なんだ、このアマゾンのあらすじ。妙に長いんですけどw

さて、週末にコナリーの『訣別』日本語版読了。

原題が”The Wrong Side of Goodbye”とカッコ良いのに(The Long Goodbyeは意識してるだろうね)。
訣別かぁ。なんかなー、と思う。

そして相変わらず訳が雑で誤訳多し。

いつも通りボッシュの閃きが事件解決に導いて大団円なんだけど。
ボッシュはベトナム戦争帰りだからね・・・・。
もう本当にお年を召してきて、この先のボッシュがどうなるか、とても心配。

というか、今日、ル・カレの訃報が流れてきて。
ル・カレ好きの友人の顔が浮かぶなど。

コナリーはまだ60代前半だけれど、まかり間違って万が一のことなんて起きたら相当悲しいだろうなぁ。なんだかんだ言って、私のオトナとしての読書時代を一緒に生きてきてるみたいな作家なので。

ーーーーー

そういえば、サンフランシスコ在住のアメリカ人の友人がコロナに感染してしまったことがわかった。なんとなく気になってメールしたら、感謝祭で友人から感染したと・・・・。

私の友人は医療従事者。
きちんとした知識はあっても、やっぱり感染してしまったりするんだなぁとよりいっそう恐怖感が増すなど。

ますます家に籠る冬になるってことだよねぇ・・・・・・・。

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