カリン スローター (著)、鈴木美朋 (翻訳)

ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。行方不明のまま一カ月が過ぎたとき、アトランタ中心で爆破事件が発生。現場へ急行した捜査官ウィルと検死官サラは混乱の中、車の追突事故の救命にあたる。だがその車に乗っていたのは、逃走中の爆破犯たちとさらわれた疫学者だった。銃撃戦の末にサラも連れ去られ――。連鎖する凶悪事件、真の目的とは!?


原題は"The Last Widow" 英語版の表紙に She’s the key to unlock the truth...と書いてある。破滅のループって、ちょっとニュアンスが違うかなぁ、という気がしなくもないけれど。

渡辺由香里さんが紹介しているこの本が気になっている:
https://youshofanclub.com/2020/09/06/caste/

そして、この『破滅のループ』でも、白人至上主義者の犯罪がモチーフになっている。

そういう意味で、タイムリーに読んだ気はする。

カリン・スローターそのものは、ノン・シリーズ以外はほとんど読んだんじゃないかな。サラには、今一つ、イラッとしつつも、この「ウィル・トレント・シリーズは全部読んだし、結構好きだ。

そして、この作品は最初の頃に、同じ時間帯を、サラの視点、ウィルの視点、フェイスの視点と繰り返すのが面白い。

コメント

yasai
2020年9月8日23:18

はにゃ様

  世の中 知らない事が 一杯有る と 教えて頂き ありがとう ございます

hana
2020年9月8日23:48

はにゃ。さま^^

読みながら、今の日本が重なりました。
日本だけではなくて多くの国がこの傾向にあるように思います。
なので、最近では私の考え方が世間について行ってない?とがっかり感満載なのです。

はにゃ。
2020年9月14日15:02

>yasaiさま
いえいえ、本当に知らないことがたくさん起きていますよね。
アメリカで起きていること。日本で起きていること。アジアで起きていること。ヨーロッパで起きていること。中東で起きていること。などなど。なかなか全てに追い付いてはいかれませんが、頭をシャンとさせておかないとなっていう気になります。

はにゃ。
2020年9月14日15:05

>hanaさま
そうですね。先進国では多かれ少なかれ、今まで優位性を享受してきた層がおびやかされて、それぞれの優位主義に惹かれる傾向がありますよね。それは今までの歴史の揺り返しであり、今後より影響が強まってしまうのか、また揺り戻しで、より理想に近い形に社会を導いていけるのか。大きな試練ですね。そういう意味で、世間についていってなくても、より良い世界を願っている・作っていく派でありたいですね。

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