『遥かなる水の音』 村山 由佳
『遥かなる水の音』 村山 由佳
これ、多分『星々の船』が良かったから、ポチってあったみたいで。

なんとなくさらっと読める本を探して kindle を覗いてたら見つけたもの。
(kindle 本はセールがあるので、勢いでポチってしまって忘れてしまった積ん読が結構ある。なので時々棚卸し的に眺めてみないと、本当に読まずに忘れ去られている作品があるので・・・)

去年の11月にこう書いてる。
>『星々の船』
これ、良かったな。桜木紫乃とはまたちょっと違って、でも生きずらさを抱えてる人の短編連作。おじいちゃんが最後にちょっとかっこ良すぎる。

で、『遥かなる水の音』。
うーーーーーん。

さまざまな愛の形を描く、大人のロードノベル
緋沙子は、若くして亡くなった弟の遺言を叶えるため、モロッコへ旅立つ。同行者は、弟の同居人だった中年のゲイと、弟の親友のカップル。4人の想いが交錯し、行き着いた先とは?

「僕が死んだら、その灰をサハラにまいてくれないかな」。亡き周の希望を叶えるために共にモロッコへと旅立つ4人。いまの恋愛関係の行き先に不安を覚える緋沙子。近づきつつある老いにおびえるゲイのフランス人、ジャン=クロード。ふとしたはずみで身体の関係ができ、気持ちの整理がつかない幼なじみの浩介と結衣。愛の深さ、強さとは。そして生きることとは。様々な愛の形を浮き彫りにする感動長編。


と、雰囲気は良さそうなんだけど。まずは主人公の緋沙子がダメだったなぁ。こういう自分探ししているタイプのキャラにのめり込めないタチなもので。

結衣もしかり。

女性作家が描く「リアル」な女性像、みたいなもので、私がうーーんと思う典型例かもしれない。

自分をちゃんとわかっていない主人公って、ダメなのかもしれない。

多分、読んだことすら忘れてしまいそうなので、メモとして。
ロードノベル的風景や街の描写は良かったけれど。

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