『ロストイントランスレーション』
2019年5月12日 映画 コメント (6)
ずっと見そびれていた『ロストイントランスレーション』を借りてきたDVDで。
なぜかどのストリーミング系にもない映画ってのがあるんだよなぁ。
仕事でパークハイアットにアメリカからのゲストと食事に何度か行った際に、「ここで撮影したんだよねぇー」などと話をふられたりするし、まぁ見とこうか、とついでに。
ふむ。(↑はアマゾンに出てた講評)
私が一番感じたのは、2003年の映画で16年も経ってるのに日本(及び日本人)の非グローバルな感じが全然変わってなくて結構ビックリ! ということかも。
しかも経済はこの頃より衰退してるだろうし。
何か変な風にショックだわ〜。
別に批評とかディスってるとかではないんだけど、日本人の多くは外国人(まぁとくに白人)を前にすると、なぜヘラヘラした感じの表情や動きになるんだろ。あれは不思議な感じがする。
疎外感を感じさせる舞台としての日本というのは確かにありかもしれないけれど、今後日本がこんなにフィーチャーされる映画って作られないだろうなぁと思った。着々と地盤沈下している国、日本。
なぜかどのストリーミング系にもない映画ってのがあるんだよなぁ。
仕事でパークハイアットにアメリカからのゲストと食事に何度か行った際に、「ここで撮影したんだよねぇー」などと話をふられたりするし、まぁ見とこうか、とついでに。
ソフィア・コッポラ監督が、自らの来日での経験を生かして書き上げた本作で、第76回アカデミー賞脚本賞を受賞。CMを撮るために来日したハリウッドのアクション・スターと、ミュージシャンの夫に同行するも、ホテルに取り残されたアメリカ人女性が、たがいの気持ちを理解し合う。ただそれだけの物語だが、東京のカルチャーが外国人旅行者の目線で鮮やかに映し出され、彼らの高揚感と孤独、とまどいを伝えていく。
タイトルにあるとおり通訳の不備で意志の疎通ができないもどかしさや、某ハリウッド女優をパロったキャラが笑いを誘いつつ、主人公ふたりの感情を台詞の「間(ま)」で表現するなど、アメリカ映画とは思えない曖昧さが本作の魅力。むしろ「間」の感覚を知る日本人の視点で観た方が、より主人公たちの切なさを感じられるかも。コミカルとシビアな表情をさり気なく使い分けるビル・マーレイと、控え目に孤独感を表現するスカーレット・ヨハンソンの演技には存分に共感。「はっぴいえんど」を始めサントラの選曲も含め、映画に描かれるあらゆる要素が、優しく繊細に登場人物の心を代弁する。(斉藤博昭)
ふむ。(↑はアマゾンに出てた講評)
私が一番感じたのは、2003年の映画で16年も経ってるのに日本(及び日本人)の非グローバルな感じが全然変わってなくて結構ビックリ! ということかも。
しかも経済はこの頃より衰退してるだろうし。
何か変な風にショックだわ〜。
別に批評とかディスってるとかではないんだけど、日本人の多くは外国人(まぁとくに白人)を前にすると、なぜヘラヘラした感じの表情や動きになるんだろ。あれは不思議な感じがする。
疎外感を感じさせる舞台としての日本というのは確かにありかもしれないけれど、今後日本がこんなにフィーチャーされる映画って作られないだろうなぁと思った。着々と地盤沈下している国、日本。
コメント
スクリーンの中のトウキョウの日本人がなんかスライムみたいで、落ち着かない気分だった。
アメリカの映画観てると、もう日本は市場パートナーの座を外れたんだなって感じる。ちょっと前(ってどのくらい?20世紀のはなし?)なら、ロケ地は東京で、東洋系の登場人物は日本人だったけど、いまは韓国か中国だもんね。確実に日本はガラパゴス化してるよね。
あ、やっぱり? だよねぇー。結構前の映画だけど、その日本人のスライム感みたいのって変わっていない気がして。余計に気持ち悪かったかも。
その癖、コンビニで働いてるアジア人には冷たいという、いやらしい日本人像がつくづく嫌だわぁ。本当に。
アメリカ映画のパートナー対象はわかりやすいほど、わかりやすくて笑えるくらいだよね。
日本から韓国に移って、いまや中国の配給を稼ぐためには中国のマーケットを意識した映画作りになる、という。
最近海外ドラマを見る方が増えてしまったので、ほとんど映画館に行かなくなってしまったけれど。ドラマは韓国枠が強いねぇ。
日本はもう今後は製造業立国を諦めて、ギリシャやイタリアみたいに観光立国プラスアニメ立国へ! でも良いんだけど、あまりにガラパゴス化し過ぎてきていて、住んでる私たちが辛いわ。
・・・・・
観光立国もどうなんだろうね。
東京はここ数年オリンピック向けにあれこれ壊したり造ったりしてるけど、いっこうに魅力的な街になってない気がする。
根っからニッポン大好きな私だけど、観光を主要産業にできる気がしない。「おもてなし」とかって発想が貧乏臭くてイヤだし…、そう言うくせにスライムだし(汗)
今の日本のままでは観光立国は無理だと確かに思います。街は醜いし、おもてなしと称するサービスも日本人向けに特化した感が強いし。キャッシュレスや予約システム、英語対応、諸々。もっと観光客にリピートして来てもらおう思うには厳しいよね。今の日本って、ただ物価が安くて来やすい国になっただけだと思う。
でも、もう製造立国は無理だし、ITも無理だし。んじゃぁ、何で生きてく?ってことだよねぇ。
国としては貧乏でも、長時間労働を減らして、人々が小確幸を感じられる国であれば良いと思うかなぁ・・・・というのが最近の漠然とした考え、かな。