ジャナ・デリオン(Jana DeLeon) (著)、‎ 島村 浩子 (翻訳)

超凄腕CIA秘密工作員のわたしは、潜入任務でちょっぴり派手に暴れたせいで、狙われる身となり一時潜伏を命じられる。ルイジアナの田舎町シンフルで、“元ミスコン女王の司書で趣味は編みもの”という、自分とは正反対の女性になりすましつつ静かに暮らすつもりが、到着するなり保安官助手に目をつけられ、住む家の裏の川で人骨を発見してしまう。そのうえ町を仕切る老婦人たちに焚きつけられ、ともに人骨事件の真相を追うことに……。人口三百に満たない町でいったい何が起きている? アメリカ本国で大人気、型破りなミステリ・シリーズ第一弾。


全然知りませんでしたが、アメリカではもう↓と10作も発刊されている人気シリーズらしい。第1作目がようやく訳出。

1. Louisiana Longshot 2012
2. Lethal Bayou Beauty 2013
3. Swamp Sniper 2013
4. Swamp Team 3 2014
5. Gator Bait 2014
6. Soldiers of Fortune 2015
7. Hurricane Force 2015
8. Fortune Hunter 2016
9. Later Gator 2016
10. Hook, Line and Blinker 2017

いやいや、めっちゃ面白かった。早く続きを訳して欲しいわ。

(この数年気づいてはいたんだけど)私は、女性が主人公の小説なら、仕事が出来る主人公じゃないと面白いと思えなくなっているということ。刑事でも探偵でもなんでも。

なので、例えば、ジャネット・イヴァノヴィッチのステファニー・シリーズは、訳出が止まったあとも何作か原著で読んだんだけど。ステファニーのドジっぷりにイライラして止めてしまった。テーザーガンのバッテリーを充電してなくてトラブルに巻き込まれるとか、それが笑いの狙いだとはわかっていても我慢できなくなってしまったのだよね。

その点、この主人公レディングは伊達に『超凄腕CIA秘密工作員』という設定ではない。仕事は出来るけど、一本ねじがずれていて、本当に笑える。

脇を固めるおばあちゃんたちもそれぞれ実にキャラがきちんと出来ていて良いし。

コージー寄りだとは思うけれど、コージーも同様の理由で最近全然読まない私でも、とっても楽しめた。

いやー、これはおススメだわー(誰に?)。
コージー好きに、かしら。

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