ジョージ・P. ペレケーノス (著)、 George P. Pelecanos (原著)、 佐藤 耕士 (翻訳)

舞台はWashington D.C. だし、ギリシャ系だし。
個人的に、これは読まなくてはなぁと思っていたペレケーノス。

遂に買いました。マケプレで。
古いのはみな生きてないんだね。
どれから読んだら良いかよく分らなかったので、順当にデビュー作から。

あの日から、すべてが崩壊に向かった。ある老人に行方不明の孫を捜してくれと頼まれた日から―家電販売会社で働くニックは、二週間前に突然失踪したアルバイトの少年ジミーを探しはじめた。まもなく彼は、少年が過激なパンクグループの男と謎の美女とともに消えたことを突きとめる。が、失踪事件はやがて麻薬絡みの殺人事件へと発展し…ハードボイルドの次代を担う新鋭が放つ、ノワールの香り漂う話題の新シリーズ。


探偵ニック・ステファノ登場。ってな感じですね。

前半、ちょっと量販店での人間関係が長いなぁと思っていたが、なるほど。そういう後半につながるわけね。

そして『エスキモーに製氷機を売る』って台詞はこの作品に(も?)出てきてたんだ!へぇーーーー。丁度この間誰かに言われたので、偶然におっと思う。
(でも、ググったら、マーケティングや営業の決まり文句みたいなものなのね)

女の子にご飯を作って食べさせたり、ヤク抜きの相手をしたり。お兄ちゃんがシリアル・キラー・シリーズやらハルキを思い出して。なるほど、『ハードボイルド』ねぇ。系譜だねぇとにやり。

会話の中での一人称が「ぼく」なのにはちょっと意外。
ジャック・カーリィのカーソン・ライダーもそうなんだよね。ふーん。

まぁ次へGOですわね。

コメント

はち
2018年2月14日14:46

ペレケーノス読了ですか、早い!
お薦めのモンキーズ・レインコート、図書館で借りてきて、通勤電車のお供
パームツリー、群青色の空と、ロサンジェルスらしさが清々しく、サクサク進む
アメ車には詳しくないので、車は全部大きなアメ車としかわからないのが悔し〜

はにゃ。
2018年2月14日15:20

そんなに車でてきましたっけ?記憶が・・・。
私はコールが朝日光の下でヨガをやるのが、西海岸だよなぁーと強く思います。

Wikiにも出てますけど、『同じミステリー作家であるマイクル・コナリーと交流があり、ハリー・ボッシュ・シリーズの『暗く聖なる夜』にはエルヴィス・コールが、『The Last Detective』にはハリー・ボッシュの登場場面が描かれている』というのも一興。『The Last Detective』は訳出されていないので、原著で読むかいまだに悩んでるんですよねぇ。

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