フォールアウト

2018年1月29日 読書
フォールアウト V・I・ウォーショースキー
サラ パレツキー (著)、山本 やよい (翻訳)

窃盗の疑いを掛けられた青年が老女優フェリングとともに姿を消した。探偵ヴィクは、その行方を追ってフェリングの故郷であるカンザス州ダグラス郡に赴く。過去に核ミサイル配備に対する抗議運動がおこなわれたこの地で、フェリングたちは何かを撮影してまわっていたらしい。調査を進めていたヴィクは、ミサイルサイロ近くの農家で腐乱死体を発見し…。シリーズ最大級の陰謀に果たしてヴィクは打ち勝つ事が出来るのか?


ヴィクシリーズ最新作。どうやら19作目の模様。

もうヴィクへの愛情/友情/連帯感みたいなものだけで読み続けているようなもんですが、気の強さとペッパー・ミルと呼ばれただけはある喧嘩っ早さは健在。あー、ヴィクってこうだったなぁといつも思う。

ハリー・ボッシュが正義の人であるならば、やはりこのヴィク(V.I.ウォーショースキー)も正義の人なわけで。

そこに惹かれ続けているというのもあるわけですな。

ボッシュ同様、ヴィクにはずっと頑張って欲しいです。ついていきますw

最近料理のシーンがあまり出てこないのと、アメリカの知的な人たちに当たり前的にオーガニック・フードが出てくるのは仕方ないんだろうなぁとは、ちょっと思う。オーガニックが悪いわけじゃないんだけどね。

追記:
fallout という原題の意味をちと調べたら:
1. フォールアウト、放射性降下物◆核爆発で地上に降る放射性粒子。
◆【同】radioactive dust
2. 副産物、副次的な[予期しない]影響
3. 放棄者(数)

と、なるほどー。内容そのもののよく考えられたタイトルだと思った。「死の灰」とも呼ばれるもののことらしい。日本語でフォールアウトってタイトルは全然言葉として意味が通じない気がするんだけど、良いんだろうか。

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