『百番目の男』The Hundredth Man (2004)
『デス・コレクターズ』The Death Collectors (2005)
『毒蛇の園』A Garden of Vipers (2006) /イギリス版タイトル:The Broken Souls

三角 和代 (翻訳)


積んでた『兄ちゃんがシリアル・キラー』シリーズに着手して、最初の3作を読了。シリーズものを着々と読み進めるのは結構好き。

『百番目の男』連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。誰にも触れられたくない暗い秘密だ。だが連続斬首殺人が発生、事件解決のため、カーソンは過去と向き合わねばならない…。死体に刻まれた奇怪な文字に犯人が隠す歪んだ意図とは何か。若き刑事の活躍をスピーディに描くサイコ・サスペンス。


『デス・コレクターズ』死体は蝋燭と花で装飾されていた。事件を追う異常犯罪専従の刑事カーソンは、30年前に死んだ大量殺人犯の絵画が鍵だと知る。病的な絵画の断片を送りつけられた者たちが次々に殺され、失踪していたのだ。殺人鬼ゆかりの品を集めるコレクターの世界に潜入、複雑怪奇な事件の全容に迫ってゆくカーソン。彼を襲う衝撃の真相とは。


『毒蛇の園』惨殺された女性記者。酒場で殺された医師。刑務所で毒殺された受刑者。刑事カーソンの前に積み重なる死―それらをつなぐ壮大・緻密な犯罪計画とは?緊迫のサイコ・サスペンスと精密な本格ミステリを融合させる現在もっとも注目すべきミステリ作家カーリイの最新傑作。



小説も音楽のアルバムもファーストは今までの諸々をつぎ込んで出来が良いけど、2作目、3作目がどうなるのかが才能。で消えるか、4作目が盛り上がるかってな感じだと思うんだけど。

カーソン・ライダーとハリー・ノーチラスのバディー物としても、若さとナイーヴさを残すライダーも結構好きなタイプだけれど。『毒蛇の園』はちょっとイマイチかなぁ。思わせぶりに広げた風呂敷がたためなかった感が。

しかも、既視感のある設定も多くて。
毛深い男とか、家族についてとか。


でも次へGo!ではあります。

Wiki先生によりますと、日本での評価は↓だそうで。

『百番目の男』
このミステリーがすごい! 第6位、文庫翻訳ミステリー・ベスト10 第6位、週刊文春ミステリーベスト10 第6位
『デス・コレクターズ』
このミステリーがすごい! 第7位、文庫翻訳ミステリー・ベスト10 第9位
2010年6月、本格ミステリ作家クラブ設立10周年記念事業として行われた「海外優秀本格ミステリ顕彰」で、2000年-2009年の10年間に翻訳されたミステリの中の最優秀作に選ばれた




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