『笑う男』

2017年9月4日 読書
ヘニング・マンケル (著)、柳沢 由実子 (翻訳)

正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。父親の死に腑に落ちない点があると言う。しかしヴァランダーに他人に力を貸す余裕はなかった。だが警察を辞める決心をした彼が見たのは、その友人が殺害されたという新聞記事。事件を追い始めた彼の身に犯人の魔の手が迫る。ゴールドダガー受賞シリーズ。


ってなわけで寝てたので、『笑う男』読了。

最初うじうじしてるのが・・・なんて思っていたヴァランダーだけれど、前作の『白い雌ライオン』からその実行力に好感を覚えてきました。

ボッシュたんは正義について悩みはしないけれど、ヴァランダーはもっとナイーヴなのだな、きっと。

そしてこれもグイグイっと読ませる作品。

でも正直言って結末はちょいと出来過ぎではあるまいか、と。『ミレニアム』よろしく悪のコングリマットを裁くのに、それで裁けちゃうのはなぁとは、思う。

でも不器用で、でも「正義の人」のヴァランダーだから良いかな。

ってなわけで次にまいりますよ、きっと。

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