ヘニング マンケル (著)、柳沢 由実子 (翻訳)

ヴァランダー・シリーズ第3作。

スウェーデンの田舎町で、不動産業者の女性が消えた。失踪か、事件か、事故か?ヴァランダー警部らは彼女の足取りを追い、最後に向かった売家へ急いだ。ところが近くで謎の空き家が爆発炎上、焼け跡から黒人の指と南アフリカ製の銃、ロシア製の通信装置が発見される。二つの事件の関連は?スウェーデンとロシア、南アフリカを結ぶ糸は?CWAゴルードダガー受賞シリーズ。


ヴァランダーシリーズは何故かkindle化されていないので、紙を買って読んだのですが、これがまた分厚い。

今なら上下巻に分けてると思うんだけど、どうして分けなかったのか不思議なくらいに厚かった。

でも3作目にして、ようやくヴァランダーやるじゃんか、と。

良い刑事は勘の良さ、閃き、行動力、想像力、そして正義感などが必要なわけで。凡庸な捜査官が見落とす/気にならない違和感をきっちり追いかけて事件を解決してくれるヴァランダーをかなり見直しました(えらそうだわ、ははは)。

刑事ものはついつい我らがボッシュたんを基準にしてしまうのであかんのですが。ボッシュだったらインターポール任せにしないでイライラして南アフリカの警察に電話しちゃうじゃって思っちゃったけどね。ははは。

しかしさ、人種差別主義というのは人を病の様に蝕むのだわよね。

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