『点と線』松本清張
再読で。
ですから、1964年刊行のマルティン・ベックシリーズの「ロゼアンナ」より前なわけです。ほーーーーーー。
飛行機はなぜ考えなかった?というのはどうしても少々ひっかりますが、妻の描写なども含めトータルとして再読でも楽しめました。
イメージとして小津安二郎の『東京物語』が浮かんできたのですが、これが1953年の作品の様だから遠からず。なるほど。
再読で。
ミステリ好きなら名前を知らぬ人がない名作です。舞台は昭和三十年代。福岡市香椎の岩だらけの海岸で寄り添う死体が見つかったのは、汚職事件渦中にある某省課長補佐と料亭の女中。青酸カリ入りのジュース瓶がのこされ、警察ではありふれた心中事件と考えた。しかし、何かがおかしい──と福岡の老警官と東京のヒラ刑事は疑問を抱く。うたがわしい政商は事件当時、鉄道で北海道旅行中。そのアリバイは鉄壁だった──時刻表トリックの古典にして、今も瑞々しい傑作ミステリ。
『旅』1957年2月号から1958年1月号に連載され(連載時の挿絵は佐藤泰治)、加筆訂正の上、1958年2月に光文社から単行本が刊行
ですから、1964年刊行のマルティン・ベックシリーズの「ロゼアンナ」より前なわけです。ほーーーーーー。
飛行機はなぜ考えなかった?というのはどうしても少々ひっかりますが、妻の描写なども含めトータルとして再読でも楽しめました。
イメージとして小津安二郎の『東京物語』が浮かんできたのですが、これが1953年の作品の様だから遠からず。なるほど。
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