◆『殺人者の顔』
ヘニング マンケル (著)、柳沢 由実子 (翻訳)

コナリーの訳出作品が出尽くしてしまったので。
マンケルをシリーズで読もうと思うんだけど・・・・・・。

何ともヴァランダーに今後愛着を持てるのか、ちょっと自信がない。
さて・・。


◆『煙に消えた男』刑事マルティン・ベック
マイ・シューヴァル (著)、ペール・ヴァールー (著)、柳沢 由実子 (著)

ヴァランダーがイマイチだったので、思わず積読しておいて、マルティン・ベックの新約シリーズへ。

マルティン・ベックは好きなんだよなぁ。

舞台は1世代違う感じなのかしらね。でも同じスウェーデンの警察物で、尚且つ新訳は訳者も同じせいもあって、雰囲気が似通っているかも。

ベックと比べると、ヴァランダーはすべてが生々しい/人間くさい。
ミッドライフ・クライシスやら欲望やら。


◆『彼女が家に帰るまで』
ローリー ロイ (著)、田口 俊樹 (翻訳)、不二 淑子 (翻訳)

某所で去年のベストワンとおっしゃっているのを聞いて、早速。

これは結構好きかも。

最近、シリアルキラーはもうちょっと・・・と思うし、惨殺とかおどろおどろしいのとかも(『氷結』とか)も、うーーんだし。
人間関係がよく描かれてるのが面白い。

シカゴ郊外の工業地帯がさびれつつある時代。
出てくる女性たちの描写が結構息苦しい感じなのが意外。

でもそうだよなー。女性は配偶者に頼るしか生きていく手段がないとされた時代なら、あーなるよね。

今のアメリカを思うと思えば遠くにきたもんだ。
You’ve come the long way, girls.

コメント

sunao
2017年5月3日15:55

ミレニアムは圧倒的に小説の方がよかったのですが、クルト・ヴァランダーシリーズは、小説で読むよりも、BBCのケネス・ブラナー主演の映像化作品の方がよいです。私はケネス・ブラナーをリア王の俳優という認識だったので、TVでもいけるのか!と。あとトム・ヒドルストンも出ていて、これもまた容量の良さというか、何でも”持っているやつ”の演技がなんとも言えません。RADA凄いです。

はにゃ。
2017年5月8日10:23

>sunaoちゃん
ヴァランダーシリーズはHuluだったかな、にあって。前から視聴リストには入れてあるんだけど、私はネタバレされるのが嫌なので読んでから見ようと保留中なんだよねー。シーズン1の1話の途中までだけ、観た。へへ。

トムヒ、いたいた!このGWにマーベル・シネマティック・ユニバースの映画を順番に見てたので、ロキと全然違う!と驚きました。売れるとあか抜けるよね。

とにかく、シリーズを早く読んでドラマを観るようにがむばるよ。ありがとう。

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