『カウンター・ポイント』
サラ・パレツキー (著), 山本 やよい (翻訳)

原題は"Brush Back"で、それは野球用語で「打者の体すれすれにボールを投げてのけぞらせる」という意味らしい。あー、なるほど。

で、邦題の『カウンター・ポイント』って言葉の意味が解らないんですけど。どういう意味でつけたんだろうか。

V・I・ウォーショースキー シリーズ17作目(長編)のこの作品は、相変わらずのテイストで、今やパレツキーとヴィクに対する敬意だけで読み続けている感があるけれど。

面白いか?と訊かれたら、「うーーーん。そうでもないんだけど、一応」という感じでしょうか。ヴィクやロティやコントレーラス老人に会いに行っている感覚ですね。まぁそれがシリーズものの醍醐味/楽しみではあるわけで。

ヴィクシリーズの18作目がアメリカでは4/18に出ているみたいなので、邦訳されたらまた読みます。

大統領選やトランプ政権の影響とか描出されているんだろうなぁ。

ところで、ヴィクものはずっと読んできているけれど、タイトルを聞いても内容は殆ど思い出せない。

もともと記憶力が非常に悪いので、読んだことすら覚えていないことも多いのは事実だけれど。下記のリスト見てわかる通り、非常に邦題らしい邦題がついているのも理由だと思う。ヴィクもののルールで名前がついているんだろうけれど、正直????とも思いますねぇ。


1. サマータイム・ブルース "Indemnity Only"
2. レイクサイド・ストーリー "Deadlock"
3. センチメンタル・シカゴ "Killing Orders"
4. レディ・ハートブレイク "Bitter Medicine"
5. ダウンタウン・シスター "Blood Shot"
6. バーニング・シーズン"Burn Marks"
7. ガーディアン・エンジェル "Guardian Angel"
8. バースデイ・ブルー"Tunnel Vision"
9. ヴィク・ストーリーズ(短編集) "Windy City Blues"
10. ハード・タイム "Hard Time"
11. ビター・メモリー "Total Recall"
12. ブラック・リスト "Blacklist"
13. ウィンディ・ストリート "Fire Sale"
14. ミッドナイト・ララバイ "Hardball"
15. ウィンター・ビート "Body Work"
16. ナイト・ストーム "Breakdown"
17. セプテンバー・ラプソディ "Critical Mass"
18. カウンター・ポイント "Brush Back"

コメント

美藤
2017年4月20日17:36

わはは、邦題:原題一覧おもしろーい。
どっち見ても、内容まったく思い出せません(笑)
ああ、でももうバースデイ・ブルー以降読んでないんだわ。
ロティは元気かしら? ヴィクは相変わらず怒ってるかしら?(笑)

はにゃ。
2017年4月20日18:05

>美藤さま
バースディ・ブルーまでかぁ、まだヴィクは結構若かった頃ですね
(と、まるで生きている人みたいに思えてしまうのが、シリーズものの良いところ♪♪)

ヴィクは相変わらず無鉄砲にケガしてるし、ロティは元気で相変わらずヴィクのケガの手当をしていますよ(笑)。

恋人はクラシック・ミュージックの演奏家になってるしw

ビター・メモリーは↓↓こういう内容
『恋人のモレルがアフガンへ取材にいくことになり、心中穏やかでないわたしは、保険金詐欺事件の調査依頼を受けた。どうということもない依頼に思えたが、保険代理店の店主が殺され、事件は意外な展開に。同じころ、ホロコースト体験者を名乗るひとりの男の登場に、親友の女医ロティは激しく動揺する。彼女が封印した過去に関係があるようなのだが…?現代女性の生きざまを描く、V・I・ウォーショースキー・シリーズ。』
で、ロティのことが語られているのでオススメかもしれません。

はにゃ。
2017年4月20日18:06

あ、恋人はヴィクの恋人ねww

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