スティーヴ・ハミルトン (著)、越前 敏弥 (訳)

ニック・メイソンが塀の外に出たのは、5年と28日ぶりだった。警官殺しの罪で25年の刑期を言い渡されていたが、ある人物と取引を結び、刑期前に出所したのだ。その条件は、ただ1つ。携帯電話が鳴ったら出て、どんな指示であっても従うこと。張りつめた緊張感の中、失った時間を取り戻そうとあがく彼だが、恐るべき指示は容赦なく下される…孤独な男の闘いを、硬質な筆致で描くハードボイルド・ミステリ。シリーズ、第1弾。



『氷の闇を越えて』(2000年4月)、『解錠師』(2011年12月)のスティーヴ・ハミルトン(Steve Hamilton)の2016年の作品。シリーズ第1作だそうな。

『氷の闇を超えて』はリアルタイムに書店で見かけて読んでたということを、『解錠師』を読むまで忘れていたスティーヴ・ハミルトンですが。

この作品はシリーズの第1作ということで、ニック・メイソンの紹介って感じですね。

前科者ではあるものの、善人をうちに持っている男がいかに一人前の殺し屋に育つかと。

全体的にはまぁまぁと感じたかなぁ。
アマゾンのレビューでも『メイソンとサンドバル刑事のキャラクターが似ている点が気になる』というのがあったけど、同感。

まぁハードボイルドでは(自己との)葛藤がつきものだと思うので、今後家族や新しいガールフレンドや良心と自分の職業をどう折り合いをつけていくのか。
次作が出たら多分買うと思います。



【追記】でも、ウィンズロウがツィッターでものすごく絶賛してたほど良いかなぁ~~~とは思ったかな。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索