嗜好

2016年12月20日 ヲトナ道
長いサラリーマン生活の中で、仕事飯でいわゆる高級な食材をたくさん食べさせてもらった。

ふぐの白子は冬が深まるに連れて大きくなっていって美味しい、とか。
夏と秋のはざまに、はもと松茸の土瓶蒸しをいただく、とか。
ホワイトトリュフを目の前でスライスしてもらってその香りに包まれる、とか、とか、とかね。

でも、最近本当に嗜好が変わってきたなぁと思う。

たらの白子やあん肝などは、若いころは大好きだったけれど。もう進んであまり食べなくなった。どうも少し生臭い気がしてしまう。

フォアグラやさしのたっぷり入った和牛は、少しで十分と思う。

その代わり、赤身の牛肉は以前と比べるとずいぶん食べるようになった。
家でステーキ焼いて、わさび醤油で食べたり、する。
飲むのは1500円くらいの赤ワインがせいぜいかなー。家だったら。

それから、高級なフルコースは私には量が多過ぎる。
仕事飯だと、ついワインやお酒も飲むし、フルコースだと体への負担が大きい。
かといって、オーダーされたものはある程度は食べないといけないしね。

個人的に行くのなら、フルコースではなく、美味しいお酒と好きなものだけ頼めてつまめる感じのカジュアルなお店の方が良い。

食べ物への興味が無くなったというわけでもないのだけれど、たくさん食べるのも、たくさん眠るのも、体力が必要だということだと思う。

そして、そういう体力はもう失われてしまったんだなぁ・・・・と、思う。
しみじみ。

悲しいけれど。

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