履歴書の趣味の欄に記入するとしたら、昔ながらに『読書・音楽・旅行』ってことになるわけで。

それって面白味のない人みたい、とも思うけど。
今更しょうがないわねー。


最近読書会なんかで本の話をしていると、ご両親の影響で本を読むようになった、とか。
お母さまの本棚から借りて読んでいるウチに読書好きになったとか。
結構そういう方々多いんですよね。

『今でも母と本は交換したり、共有してる』、とかね。


こういうの、羨ましいなーーーーーーと、心の底から思うなぁーーー。


音楽もそう。

お父さん/お母さんが聴いていた古いロックが音楽の始めだったとか。
お兄さん/お姉さんがプログレとかジャズを教えてくれた、とかさ。


私の記憶はいつもながらあてにならないけれど。
我が家ってちゃんとした本棚ってなかったと思う。
少なくとも両親が自分が好きで購入した趣味の本が並んでいる本棚は無かった。

それから音楽が流れている家ではなかった。
当時流行った家具的なつくりのステレオはちゃんとあったのにね。
あれって、『情操教育』みたいな考えで購入したのかしらね。

LP(!)って「子供のためのクラシック大全」みたいな全集ものがあった位だと思う(私が買い始めるまで)。


母はその昔、越路吹雪が好きって言って『リサイタル』(!)に行ったりしていたけど。
家で音楽を聴いてる暇なんてなかったのかな。

今となっては正月に父がNHKのクラシック聴いてたりするのを知ってるけど、彼もそういうことなのかしら。


なので音楽も読書も、無手勝流で自分で切り開いて読んだり聴いたりしてきたんだよなー。あ、学生時代は友人同士で貸し借りして情報交換できたけどね。

子供の頃は図書館で『少年少女文学シリーズ』みたいのを借りてきて。
リンドグレーンと佐藤さとるの『コロボックル』は大好きだったなー。

大学生くらいになった頃からは、今みたいにネットが無いから、単行本は高いからどれを買うか本屋さんでパラパラめくって、えいやって気持ちで買ったり。「文庫落ちまで待てない。人生短い」なーんて、若者らしく意気がってたりしてね。たはは。

Disc Unionのジャズコーナーであれこれ視聴してちょっと勉強-って思って買ったりしたよなー。(遠い目)



よく考えてみたら、音楽や文学の雑誌はあったんだからそれを読めば良かったのにと、今なら思うけど。

ヒトから教えを乞うのに慣れていないせいか、そういう媒体で勉強して買うという知恵が回らなかったのかなぁ・・・・・・・。

なので、『えー?それ読んで(聴いて)ないのーーー?』みたいな、王道を知らなかったり。妙に脇道の作品を好きだったり、する訳ですが。

今更王道を勉強する時間も無いし、ま、こんなもんだよな。しかたないよなーーーと思ってる。


自分に子供がいたら、Pink Floydがいつも掛かっている様な環境で育てないなーなぁんて思ったこともあったなー、そういえば。ぷぷぷ。

最近、別に諦めてるわけじゃないけど、先は短いしなーと思ってる自分がいる。

肌に優しく心地の良い服が良くなったし。
高級なお店よりも、カジュアルで居心地の良いお店が好きだし。

取敢えず好きな本を買えて、時々ライブに行く位で人生悪くないって思える程度にオトナになったってことなのかしら。

コメント

砂姫
2016年2月2日0:15

うちも両親が読書するタイプではなかったので、学生時分に図書館に入り浸ってたら、母からイジメにあってる(から図書館に避難してる)?と心配されました(笑)。的外れもいいところ、でしたが(^^;。
学生時代は趣味の友人と本を勧めあったりしたけど、同好の士が多かったからあんまり王道な日本文学にはいまだに接点がありません。ふふふ。

はにゃ。
2016年2月3日11:42

>砂姫さま

図書館の方、また凄い発想ですね、それ。過去にそういう子供がいたのかしらん。

同好の士、大切ですよねぇー。今の生活も、読書トークが無かったら相当つまらないものになってると思います。

海外テレビばっかり見てないでもう少し本を読みたいなぁ。
(自戒を込めて)

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