ニック・ハーカウェイ(著)
黒原 敏行(訳)


某所で力強くも勧められて。
前半を頑張って読み通したら、その後に素晴らしい世界が待ってるから、と。

確かに上巻は辛い。
饒舌な主人公。
壮大な状況説明。

でも、何とかそこを読み進められたら、確かにさーーーっと光が射して。
最後には美しきわくわく待っている、と。

あそこまで進められなかったら読んでなかったと思うけれど。
前半もう少しコンパクトに出来ないのかと思わんでもないけど、じゃぁ、どうコンパクトに?と。
あれがあるから、後半の光があるわけだし。

読後感は良かったし。
何より、これきっと訳が凄く良いのではないかと思う。

タイトルだって、原題は"The Gone-Away World"を、かくも美しいこの邦題。
『逝ってよし戦争』とか、随所に工夫というか奮闘というか、がみられます。

あ、著者は言わずもがなのル・カレの御子息。
おぼっちゃんっぽい著者近影といい、中二病ではw、とか思いつつ。はは。

読了して良かった。


あ、章タイトルがハルキっぽかった。

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