パトリック・モディアノ (著),  平岡 篤頼 (翻訳)


とっても久しぶりに「ミステリ」ではない「純文学」を読んだ気がする。

結末にすっきりとした解決はない。

それでも、人生の儚さや移ろい、意味 etc を感じさせる余韻がたっぷり。



こうやって考えると意外と面白いミステリを書くというのは大変なんだなと(笑)。
物語として、ミステリとしてきちんと成立していないと評価されないものね。


とはいえ、引き算で何を書かないかという計算も勿論簡単ではないでしょう。


久々に街角や玄関に漂っている木霊や残存する余韻、みたいな趣を味わった。

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