ジェフリー・ディーヴァー著、池田真紀子翻訳


月曜の夜から胃腸炎でダウン。

で、読んだり寝たり。

去年の初冬位にkindle化されてまだ読んでなかったディーヴァーをどどっと3作。


さらっとメモ的感想:

●『ウォッチメーカー』(The Cold Moon)
強力な敵、現る!なのですね。
まさにドンデン返しにドンデン返しでディーヴァーらしいのでは。

面白かったなー。
ここまでよく出来た造形は終わらせないわけね、やはり。


そして、この中に登場してきたキャサリン・ダンスの第1作目ということで:

●『スリーピングドール』(The Sleeping Doll)
CBIといえば、テレビの『メンタリスト』でお馴染み(笑)。
(ところで、あのテレビ番組の中でも Yes, Boss. ってよく言ってるけど、小説でも同じ。あれは何でだろー)

全般的には愉しく読んだんだけど、心理捜査官的な彼女が現場の指揮官になるところが結構な違和感。
いくら政治的な絡みからとはいえ??????って感じでしたね。

まぁ結構面白かった、かな。


●『ソウルコレクター』(The Broken Window)
この邦題はディーヴァーが日本向けに選んだらしいけれど、ボーンコレクターの二番煎じっぽくない?というのは置いておいて。

スノーデンの告発が2013年で、この作品は2008年ですから、やはり時代を読む目は素晴らしいということでしょう。

そもそもアメリカで暮らしていると業務レベルでのミスが非常に多いから、余計にありえそうって思いつつ。きちんとしている日本人なはすだったのに、年金が消えちゃったりしたしね。

デジタル・データ。ビッグ・データ・・・・・。
〇ポ〇ントカード(全然伏字じゃないけど)とか結局使ってるけど、やっぱりちょっとイヤだなーと違和感を覚えながらだもんなー。


ディーヴァーにしてはドンデン返しが少なかった様に思う。というか、ディーヴァーの作品を読むときってドンデン返しに備えてこの人?それともこの人?って登場人物を常に疑いながら読む癖がついたかもね。

男性作家としては、サックスとダンスという2人もヒロインを創作しているのは結構頑張ってる気がするのは、コナリーと比較するからかしらん。ははは。

自傷行為を抱えるサックスと靴フェチのダンス。
ヴィク・シリーズ好きとしてはサックスがより好きかもしれない。


そして、ディーヴァはとても面白いんだけれど、好きかというと、好きかどうかは不明。
コナリーは好きと言えるんだけどねー。

ライムのゲーム感覚をサックスの人間味が補ってるとはいえ。

でも、取敢えずkindle化されてるこの2つのシリーズは制覇したいかな。

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