◆「喪失」 モー・ヘイダー

某読書会課題図書。参加するつもりで読了したけど、しゃべると咳込んじゃうから欠席することに(涙)。

まずは意外に面白かった。

警察小説としてストーリーの展開もよく、途中からぐいぐいと引っ張られて体調を崩して寝込んでいるのにさくっと読了。

ただ、何点かどうしても気になる・納得できない点が。
それは、犯罪・違法行為とスピリチュアルな解決。

警察小説でその設定はNGではないか?
うーむ。という後味でした。


◆「64」 横山 秀夫
このミス2013の国内作品、及び2012週刊文春ミステリーベスト10の二冠を制覇した作品。

横山秀夫氏の作品は以前からいくつか読んでいて、私自身海外作品でもコナリーなどの警察小説が好きということもあり。体調を崩して休業していた横山氏がこれをきちんと書かずに死ねるかと言う程の気合で書いたという噂話もあり、Kindle作品で購入。

最初、いわゆる警察内の「カイシャ体質」の描写がくどくて、読み進めるペースが遅くなりがちだったのですが、中盤以降さくさくと読了。

面白かった。



◆「解錠師」 スティーブ・ハミルトン

同じく、昨年の話題作。このミスの海外作品1位。


いやー、面白かったねー。

出だし読んでいて、何故か文体が村上春樹っぽいという印象が浮かぶ。
恐らく訳者の越前氏の訳が良いのでしょうねー。

青春小説という風情もあり、男性にお薦めだと思います。



◆ところで、Kindle。
とても快適なのですが。

個人的課題として、日本語の小説はついつい斜め読みして読み返すという習慣が身に付いていて。

紙の本だとパラパラと文字を観ながら読み返せるのが、デジタルデータでそうはいかないのがちと困っております。慣れるしかないのかなー。

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