7回忌

2011年5月16日 ヲトナ道
祖母の7回忌でした。

愛知県の小さな町。
子供の頃から遊びには行っていたけれど、住んだことはない母が育った場所。



群馬在住の絲山秋子氏がお住まいの地区での「組」の役割を日記に書いていらしたりしますが。



6年前に、祖母が亡くなった告別式の際には、お当番的に地域の方が受付やお手伝いをしてくださったなぁ。

そのお手伝いにも、順番やお礼もきちんとルールが決まっていて(受付の方には助六寿司をお渡しする、とか)、私は横浜で生まれ育ったし、係累が少なくて冠婚葬祭の経験もほとんど無いので、その「生きているコミュニティー」というものにびっくりしたのでした。



3回忌、7回忌でも同様に、勝手が解らない母や私たちに母のいとこたちが細かなルールを教えてくれたり。

儀式にはお金が掛かる東海地方だからなのでしょうか。7回忌にも参列される方は2万円を包んで、お仏前のお茶菓子を持参する習わしとのこと。

以下迎える側の手順:

お茶を出す。

お坊さんの到着。お茶をお出しする。
お坊さんの読経に合わせてお念仏。
順番にお焼香。

お坊さんにお茶。
 

お寺の墓前でお坊さんの読経に合わせてお参り。
本堂での読経に合わせて順番にお焼香。


精進落とし。


全員で家に戻る。
お茶をお出しする。
参列者だけで読経とお念仏。

参列頂いた方々へお持たせ「お茶、海苔、珈琲、商品券5千円等、1万円相当のお香典返し」をお渡しして解散。


お寺には予めお米1升、おまんじゅう、果物を届けておく。
同様に家にもおまんじゅう、果物を準備しておく。
仏様には、ご飯、お味噌汁、酢の物、お漬物を用意しておく。


と、なかなかに準備が大変。そうしてお金も掛かるのねぇ・・・・・・・。


ほとんどの参列者が祖父の家側(いわゆる本家筋)の親戚の方々で、私は面識も無いし。何となくぼんやりと儀式を眺めていたのだけれど。
つくづく儀式とは風習だよなぁ、と。

宗教、宗派、地域によって全然違うもんね。

そういう意味では興味深かったけれど。
外国人みたいな、異邦人の気分では、ありました。

大好きな祖母の7回忌なのにねぇ。
不思議。


7回忌が終わったら、もうこれでお弔いは終わりかなぁ・・・・・・・。
伯父81歳、母76歳、だもんなぁ。


伯父とも久し振りに話が出来て愉しかったけれど、こうやってご無沙汰していくのでしょうねぇ、きっと。
寂しいけれど。

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