昨日の養生のお供。
一気に読了。

数か月前に購入して積ん読になっていたもの。
映画を見に行きたいなぁっと思っていたので、原作を先に読むか、映画を先に見に行くかちょっと迷っていたんだけど。

思わず時間が出来たので、一気に。


秀作。

あー、こういう静謐だけれど、骨太な長編小説が読みたかったんだなぁ・・・と、満足。


映画についてちらっとだけ検索してみたら(私は映画も小説もドラマもネタばれがイヤなのであんまり事前情報を手に入れたくないので)、結構変えてある様なので先に原作を読んでよかったみたい。

それから小説についても、今ちらっと検索してみたら、アンチの感想の方が結構いるのね。

お涙頂戴に思えるとか設定が陳腐とかリアリティが無いとか。
なるほどねぇ。

ヒトの好みはそれぞれ、ですね。まさに。
そんなこと言ったら村上春樹の長編なんて結構リアリティ無いと思うわぁ。井戸とか羊とか・・(笑)。


続いてこの作家の作品をもっと読みたいと思ってるんだけど、デビュー作品の「日の名残り」が英語のペーパーバックも日本語版も積ん読になってるんだよねぇ。やっぱりこれから攻めるべきかしらん。


で、どっちを読もうかなぁ・・・・・・・。楽な日本語かなぁ、やっぱり。たはは。

コメント

美藤
2011年4月20日21:58

ああ、「日の名残り」は是非ぜひ。積ん読は大きな人生の損失かと(笑)。映画も良いです。静謐かつ端正。カズオイシグロを英語でも読めるなんてとてつもなく羨ましいです。

はち
2011年4月21日0:18

私もカズオイシグロ大好きです
「日の名残り」もいいですが、処女作の"A Pale View of Hills"が好きです
この作品の邦題、最初は「女たちの遠い夏」だったんですが、あまりにもひどかったのか「遠い山なみの光」に変わってた
この作品は短いですし、ぜったい英語です!

はにゃ。
2011年4月21日10:38

>美藤さま、
あら、それは読まなくては。うふ。

私の英語は業務として英語を使うには困らないのですが、やっぱり美しい文章を評価するにはちょっと足らないんですよねぇ。それなら、プロの翻訳家が訳した美しい日本語を読んだ方が感じるものが多かったりする場合もあって・・・・。

でも、以前頓挫していた原著、リベンジしたくなりました!ありがとうございます。

それにしても、美藤さんと「静謐かつ端正」という言葉、実にお似合いですね。本当に。

はにゃ。
2011年4月21日10:42

>はちさま、
A Pale View of Hills ですか。ありがとうございます!早速ゲットしてみたいと思います。

邦題は重要ですよね、編集者にはきちんと付けて欲しいなぁ。

はちさんとカズオ・イシグロもしっくりきますね。

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