This is it.

2009年11月23日 映画
ようやく、This is it. を見てきた。

私はまさにリアルタイムでスリラーが社会現象的に売れていたのを知っているし、Off the wallの方が好きなんてほざけるほどに、どっぷり世代だし。87年に来日したときはライブも見に行ったし。(定かではないけど、違う友人に誘われて2回行った気がする。)

でも、どっぷりマイケル・ファンかと言うと、そうでもないんだけど。音楽好きな友人やブログなど、観た人は皆褒めていたので、やっぱり観ておこう、位の気持ちで。

いや、しかし。

マイケル、本当に死んじゃったの?マイケル、凄いよって言うのが一番の感想ですね。

どんなに厳しいオーディションを経て選ばれたダンサーより、マイケルのダンスが一番カッコ良いし。

天賦の才とは、こういうことを言うんだよね。彼が肩を少し傾けただけで、もうすでにカッコ良いんだもの。

それから彼のプロデュース能力の高さに非常に感銘を受けました。

マイケルが、彼の頭の中に、まるでオーケストラの指揮者のように、自分が創り出すべき音があそこまで完成されていて、それを細かく指示している姿。大変失礼だけれど、あそこまで音楽的にも才能に溢れているアーティストだとは認識していなかったかもなぁ・・・・。

いやー、あれは、あのショーが完成したものを見たかったね。どれだけ素晴らしいショーになっていたのだろうか。




それほどまでに素晴らしい才能。King of Popなのに。

彼の個人的生活やカラダは麻酔薬を多用しないほどのひどい不眠になるほどにボロボロになっていて・・・。

その事実にとても胸が痛みました。

トップ・アーティストでい続けることの過酷さ。


いつもプリンスの名言を思い出すのだけれど。

「自分が金を払っている相手には友達はいない。」

と。


孤独だ。


こうして亡くなった後に、彼が凄い才能の持ち主だったってことを強烈に悟らされるという事実はとても悲しいことだけれど。

せめて彼の才能が記録されていたことを、不幸中の幸いと思うしかないのでしょうね。

ここ10年ほどのマイケルはあまりにも醜聞にまみれていて、特に日本の若い世代だと彼が才能あるアーティストだという認識すら無かったりするみたいだし。

色々な意味で胸が痛むけれど、素晴らしいショーを見せてもらった気がしました。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索