ブラック・リスト / 名もなき毒
ブラック・リスト / 名もなき毒
最近の読書。

◇ブラック・リスト /サラ・パレツキー著

ご存知ヴィク・シリーズ。この次のウィンディー・ストリートを読んでしまってから、ブラック・リストという作品を飛ばして読んだことに気がつき、購入。

まぁ、ヴィク・シリーズは順不同で読んでも大抵差し支えないので。

この作品、何せ登場人物が多くて(名前が覚えきれずに誰が誰だっけ?と読み返したりして)、途中一度挫折気味に。

9・11後の愛国者法も織り交ぜつつ社会の弾圧をうまく描く、さすがの筆力。

完成度が高いと思います。面白かった。


◇名もなき毒 / 宮部みゆき著

東京駅でしばらく時間をつぶす必要があった時に本屋で平積みを発見。カッパ・ブックスから出ていたので即買い。さくさくっと、読了。

いや、宮部さん。久々に面白かった。

宮部みゆきはその昔の一群が神がかり的に面白かったんだけど、最近のはどうもワタクシ的にはイマイチだったのですが。

社会の歪みと人間関係をうまく絡ませて、刑事モノではなくストーリーが進む。

主人公はちょっと出来すぎな感はあるけれど、文句は言いませぬ。

火車を少々思い出させる秀作。

満足です。







ところで、村上春樹現象、凄いことになってますねー。

あれは、イスラエルで受賞したことも関係しているわけ???????????

昔は彼の新作を楽しみに待っていた一人ですが、ねじまき鳥あたりから、どうもねぇ・・・・・・。

今回の新作は誰か回りで買った人が出たら貸してもらうか、文庫落ちで良いかなぁという不熱心さです。

面白いのかな。面白いと良いなぁ・・・・・・・・。昔のファンとして。

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