昼休みに買ってもうた。

んで、パスタ屋で読み始めた。

あら、本当に双子小説だ。へー。

早く、続きが読みたいー。


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昨晩、さくさくっと読了。感想なぞ。メモとして。

んーーーーー。

やっぱりさ、ホントウに双子小説なのね。

当初1編の小説として書いていたものがあまりに長くなるので、編集者の勧めで2作に分けた、と解説にありやした。

確かに悪くない。

全体として決して悪くないです。それぞれをひとつの作品として読める様に構成されていると思う。

それでも、やっぱり、お互いの作品をお互いが補完しあっている感が否めないなぁ。

なので、前評判が高いと思っていたジェネラル・ルージュには、ちょっくら肩透かしくらった気分もある、という気もいたしました。


いや、あの、弁明するわけじゃないけど、結構気に入ってるんです。

早々に 「螺鈿」 も上・下巻(新品で)買ってきて、読み続ける気満々だし。

でも、敢えて片方の作品では語られていないディテール; たとえば、ジェネラル・ルージュでは、あまり細かいことが触れられない歌手・冴子の能力など。

ジェネラルを抱擁するシーンなど、ナイチンゲールを読んでいなかったら印象が全然違うだろうなー、とか。

時系列の把握が出来ていないので、思わず付け合せしたくなりますな。

両方を読み終えた後で、「ある瞬間」を思い出すと、その記述に物足りなさを感じるというかねぇ・・。ネタバレになってしまうので、それ以上は触れられないという事情も解るんだけどさ。

そんなことが、それぞれをセット作品ではなく、単体での完成作品として販売している以上は少々気になるなぁというのも事実かなぁ・・・・。

もうちょっと忘れてしまったけれど、江国香織と辻仁成の「冷静と情熱のあいだ」を読んだときみたいなな感じかなー。いや、江国香織の方は作品として完成してたから、ちょっと違うなー。




確かにこれだけの内容を1作にまとめるには、盛り沢山過ぎなので、編集者の提案は間違っていないとは思う。

でも、同日の出来事にしなくても、普通にシリーズ的な作品に書き分けたらもっとディテールの魅力が増した様な気が、今はいたします。

でも、海堂氏、ホントウにキャラ設定とその書き分けが上手だなー。大学病院には、それだけモデルに溢れているのかしら。はははは。

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