隠蔽捜査

2008年3月1日 読書
今野 敏

移動のお供用に本を見繕った書店にて、「吉川英治文学新人賞受賞作」というのを発見して購入。

こういう受賞作は、意識して読むわけではないけれど、軽い気持ちで本を探している時には無意識に参考にしている自分に気付きますなぁ。

海外ミステリも好きだけれど、実は日本の警察モノも結構好きなのですよ。頭の固い組織の中の人間関係が、非常識なワタクシ的には海外ものの様に興味深かったり、します。

警察庁キャリアが主人公というのは、異色のミステリ?

しかも前半に描かれる主人公は「変人」としてかなり頭がカチカチに思えるのが、後半の至極まっとうな価値観を支える土台になっていますねぇ。

語り口も良いし、現実の事件の要素を取り混ぜて、好バランス。

さくさくっと読了。

同主人公でシリーズのように2作目が出ている様なので早速買ってみようという気になります。

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