若冲展 釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会
2007年6月1日 ヲトナ道 コメント (3)展覧会の詳細はこちらを:http://jakuchu.jp/jotenkaku/index.html
物凄い濃ゆい週末だったので、何から記しておくべきか解らないくらいなのですが。やはり、まずは若冲展から。
この展覧会の詳細については、上記の公式サイトを見て頂くのが良いのですが、とにかく相国寺の開基足利義満600年忌記念として相国寺にある「釈迦三尊像」と皇室に寄進されて今は宮内庁が管理している「動植綵絵30幅」が120年ぶりの「再会」を相国寺で果たす、という特別な展覧会。
ブライスコレクションを3週間位前に見て、幸運にもまたすぐに、そんな貴重な展覧会で見られる若冲で・・。
あまり何も考えずに(人手が凄いということだけは憂慮してましたけど)とにかく行ってこようと、行って参りました。出張の帰り道。
いやー、あまりに月並みで、こんな凡庸な言葉しかないんかい、って感じなんですけどね。
素敵!本当に素敵。素晴らしかったです。
人混みを差っぴいても、行って本当に良かったです。だってね、全部を見終わったら、頭の靄が取り払われた様にすっきりしてしまって。
酸素とイオンたっぷりの森林浴をしたみたいに、脳がリフレッシュしちゃったんですよ。
こんな経験、初めてかもしれない。仏のパワー、恐るべしです。
まずは第一室の展示の『鹿苑寺大書院一之間と三之間の床の間を飾っていた「葡萄小禽図」「月夜芭蕉図」』が素晴らしい。
先日のプライスコレクションの葡萄も良かったですが、こちらの襖絵。もうねー、頭がガツン、です。
素敵、素敵、素敵。本当に素敵。気持ちが上がります。
あー、これだけだって見れて良かった。
そうして、入場規制で延々待って入室した第二展示室。
皇室に寄進された動植綵絵が里帰り、という側面ばかり気を取られていましたが、若冲が自身と弟と両親の永代供養のために寄進したという釈迦三尊像。
お部屋に入って真正面に飾られているのですが。
実に美しいのーーーーーー。
あまりに美しくて圧倒的で目が離せないんですよ。
で、涙が出てくるんですよ。
もうね、その仏の慈愛ががじんじんと、心に沁みてくるですよ。えーーーーん。
仏教の知識が乏しいことが、少々悔しいのですが。仏教画、宗教画の力なのではないでしょうか。
ワタクシ、前世のどこかで地中海人だったとか、たわけたことを普段ほざいていますが。
現世はやっぱり日本人だったのねぇ、少なくとも東洋人だったのねぇ、と。仏教文化に慣れ親しんで生きてきたんですねぇ。
美しい仏教画に涙が出てくるんですもん。
そうして、その釈迦三尊像を取り囲む動植綵絵。
あー、もう、言葉になりません。
生きとし生けるものに仏が宿る、という仏教の考えがしみじみと伝わってきます。
ワタクシ、曼荼羅も好きですが涅槃図もとても好きなんですね。御釈迦様が亡くなられた時に、ありとあらゆる生き物がその死を悼んで嘆き悲しんでいるというモチーフ。
この動植綵絵は、それとは逆に生きとし生けるものを、活き活きと描いているわけですが。そうして躍動感に満ちているのですが、とても静謐な感じを受けるんですよ。
仏の慈愛に満ちた静謐な空気とでも言うのかなぁ。
本当に素晴らしかったです。
やっぱりこの33幅は一緒にいるべき絵画たちなのだと、思いましたねぇ・・・・・・・・・。
うーーーん、是非またこの絵画たちが一堂に会す機会を作って欲しいなぁ。
・・・・宮内庁、頭が固そうですけどねぇ、宜しくお願いしますです。
物凄い濃ゆい週末だったので、何から記しておくべきか解らないくらいなのですが。やはり、まずは若冲展から。
この展覧会の詳細については、上記の公式サイトを見て頂くのが良いのですが、とにかく相国寺の開基足利義満600年忌記念として相国寺にある「釈迦三尊像」と皇室に寄進されて今は宮内庁が管理している「動植綵絵30幅」が120年ぶりの「再会」を相国寺で果たす、という特別な展覧会。
ブライスコレクションを3週間位前に見て、幸運にもまたすぐに、そんな貴重な展覧会で見られる若冲で・・。
あまり何も考えずに(人手が凄いということだけは憂慮してましたけど)とにかく行ってこようと、行って参りました。出張の帰り道。
いやー、あまりに月並みで、こんな凡庸な言葉しかないんかい、って感じなんですけどね。
素敵!本当に素敵。素晴らしかったです。
人混みを差っぴいても、行って本当に良かったです。だってね、全部を見終わったら、頭の靄が取り払われた様にすっきりしてしまって。
酸素とイオンたっぷりの森林浴をしたみたいに、脳がリフレッシュしちゃったんですよ。
こんな経験、初めてかもしれない。仏のパワー、恐るべしです。
まずは第一室の展示の『鹿苑寺大書院一之間と三之間の床の間を飾っていた「葡萄小禽図」「月夜芭蕉図」』が素晴らしい。
先日のプライスコレクションの葡萄も良かったですが、こちらの襖絵。もうねー、頭がガツン、です。
素敵、素敵、素敵。本当に素敵。気持ちが上がります。
あー、これだけだって見れて良かった。
そうして、入場規制で延々待って入室した第二展示室。
皇室に寄進された動植綵絵が里帰り、という側面ばかり気を取られていましたが、若冲が自身と弟と両親の永代供養のために寄進したという釈迦三尊像。
お部屋に入って真正面に飾られているのですが。
実に美しいのーーーーーー。
あまりに美しくて圧倒的で目が離せないんですよ。
で、涙が出てくるんですよ。
もうね、その仏の慈愛ががじんじんと、心に沁みてくるですよ。えーーーーん。
仏教の知識が乏しいことが、少々悔しいのですが。仏教画、宗教画の力なのではないでしょうか。
ワタクシ、前世のどこかで地中海人だったとか、たわけたことを普段ほざいていますが。
現世はやっぱり日本人だったのねぇ、少なくとも東洋人だったのねぇ、と。仏教文化に慣れ親しんで生きてきたんですねぇ。
美しい仏教画に涙が出てくるんですもん。
そうして、その釈迦三尊像を取り囲む動植綵絵。
あー、もう、言葉になりません。
生きとし生けるものに仏が宿る、という仏教の考えがしみじみと伝わってきます。
ワタクシ、曼荼羅も好きですが涅槃図もとても好きなんですね。御釈迦様が亡くなられた時に、ありとあらゆる生き物がその死を悼んで嘆き悲しんでいるというモチーフ。
この動植綵絵は、それとは逆に生きとし生けるものを、活き活きと描いているわけですが。そうして躍動感に満ちているのですが、とても静謐な感じを受けるんですよ。
仏の慈愛に満ちた静謐な空気とでも言うのかなぁ。
本当に素晴らしかったです。
やっぱりこの33幅は一緒にいるべき絵画たちなのだと、思いましたねぇ・・・・・・・・・。
うーーーん、是非またこの絵画たちが一堂に会す機会を作って欲しいなぁ。
・・・・宮内庁、頭が固そうですけどねぇ、宜しくお願いしますです。
コメント
そう、「く〜、うらやましい〜」
名古屋の展覧会で見た「葡萄」や「芭蕉」に感動していた私であるが
あの手の掛け軸が、実際の床の間に飾ってるなんて、それは興奮ものですよ
そして、そして、涙腺を刺激してやまないお釈迦様だなんて、もうそれは筆舌に尽くし難いというやつですね。「もう、言葉になりません」のはにゃさんの一文が全てを語っています。
あ〜、なんか私もスピリチュアルな体験がしたい!
ありがとうございます〜。そういえば面白いコミュニケーションになってますね。ふふふ。
さて、葡萄や芭蕉。掛け軸じゃなくて、襖絵なんですよー。
以下公式サイトより
>若冲による水墨画の傑作も一堂に公開
若冲の着色画の最高傑作が「動植綵絵」なら、水墨画の最高傑作は重要文化財「鹿苑寺大書院障壁画」全50面だと言えるでしょう。鹿苑寺(金閣寺)の大書院の5部屋を飾っていたこの作品は宝暦9年(1759)、若冲が44歳の時に描き上げたものです。
本展では、鹿苑寺大書院一之間と三之間の床の間を飾っていた「葡萄小禽図」「月夜芭蕉図」の床の間を原寸大で再現、より臨場感ある展示が可能となりました。また、他の作品も一括して並列展示いたします。
もう、素敵!でしたーーーーー。金閣寺のこのお部屋って公開なんてされていませんよねぇ?行ってみたい。
こちらの水墨画も素晴らしかったです。
ただ、やはり人が多すぎて、全体像を人の姿が入り込まずに見るということは不可能でしたので、是非またの機会を作って欲しいと願ってやみません。はちさんならきっと人酔いしてたと思います・・・・。
いつかまた会えるかなと想う絵があるっていいですよね、ウニの聖地じゃないけど、いつかかなう夢みたいな感じで。