The Lincoln Lawyer

2007年4月16日 読書
The Lincoln Lawyer
The Lincoln Lawyer by Michael Connelly

先週すっかり日記とご無沙汰しておりました。忙しいのにかまけ、表向き文章をひねる気持ちの余裕がございませんでした。はー。

今週から少々一息。Blue Mondayは雨ですけどねー。

この週末は、御天気も良いのに、出かけずにこのリンカーン・ロイヤー(カタカナではこう表記するのかなぁ・・)を読みふけっておりました。

マイクル・コナリーで(恐らく)初めての法廷モノ。犯罪の被告弁護人が主人公の話です。

アメリカの法廷モノは、検察官が主人公のものは何冊も読んだことあるのですが、弁護士の立場からの物語は考えてみたら初めてかもしれない。

司法システムが日本と全然違うので、英語で読むのは、ちとためらいも無くは無かったのですが。

読んでみたら、やっぱりコナリー君の英語は読みやすいのであった。うーん、面白かった。

前半は色々な名前が出てくるのが少々混乱を来たしましたが、後半佳境に入った辺りから面白くて面白くて、止められなくて。

夕ご飯食べながらも読み続けていた御行儀の悪さ。おほほ。

結末に向けて、「おー、なるほどー。そう来たかぁ・・・。」と、膝を打ちたくなりましたです。はい。

昨日、ざっくりと重要な箇所だけ読み直して、読了。


しかしアメリカの犯罪ミステリーを読んでいると、判事・裁判官が実に強烈なキャラクターで描かれていることが多いのが面白いですね。

それから、検察側の立場に立った小説を読んでいると、裁判にあたり検察側は自分達の持っている証拠や誰を証人に呼ぶかを明らかにしないといけないのに、弁護側はその必要は無いなど、検察側に不利なシステムになっている様な発言によく当たったりする気がしますが。

一応「推定無罪」の原則で、裁判とは一応「検察側が被告がその罪を犯したことを、人権を侵害することなく証明しなくてはいけないシステム」ということになっているということがよく解りますねー。

興味深い。



ところで、コナリーの次の作品(最新作)は御馴染みボッシュもの。本日早速購入。届くのが楽しみ。

でもそれ読んじゃうと、コナリーの未読ものは、Void Moonだけになってしまうのだよねぇ。(これは途中で引っかかって止まっている。)

もう1回最初から原著で読み直すかなぁー。

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