訃報

2006年6月14日 音楽
昨日、会社を出る前にざっとネットサーフィンしていて、ベーシストの青木智仁さんの訃報を知り、思わず「えっ」と声に出して固まってしまった。

もちろん、個人的に存じ上げているわけではないけれど。

ライブは何度拝見したかなぁ。

最近はずっと近藤房之介さんのバンドに参加していらしたので、それで2回くらい。Four of a Kind @ Blue Noteで一度。

でも、いつも気になっている存在のベーシストでした。

近藤房之介はどこかのインタビューで、バンドは誰と一緒にやるかってことだからさ。今のバンドは青木氏が(俺なんかと)一緒にやってくれるって言うからさ。みたいな発言をしてらしたのに・・・・・。

若い頃は随分とお酒を呑まれたそうで。Four of a Kind のMCの時だったっけ。もう一生分のお酒は飲んだから今はもう呑んでないっておっしゃってたのを聞いたことがあるのですが・・。

お誕生日にご自宅で心不全で亡くなるなんて・・・・・。

若すぎるし、急すぎるよ。

自分でもびっくりする位ショックで。

昨日はjam session with so-ill @ KAMOME にビールを飲みに行こうと思っていたのだけれど。事務所を出て、そのまま向かう気分にはどうしてもなれなくて。

とにかく気持ちを落ち着けようと、割りに静かな店で独りでビールを一杯。

こういう感情は不思議だよね。

直接の友人ではない。ミュージシャンとファンという様な関係。

でも、ジャズ・クラブなどは凄く近い場所で演奏を拝見するから、ホールやドームなどで演奏を拝見するアーティストに対してとはちょっと違う、どこか親近感を感じたりしている自分がいたりして。

死はいつも私を混乱させる。

交通事故で死を実感した経験があるから。いつも死は自分の隣にひっそりといたりすることを解っているから。

だから余計に誰かの訃報を耳にすると感情が乱れる。

とにかく、独りで飲んだビールで青木氏の冥福を祈り、自分の気持ちを落ち着けて。

こうやって、逝ってしまう人を見送りつつ生きてゆくのが人生なんだよな・・・・・・・・・、と再び思ったのでした。

ふぅ。

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