以下モーション・ブルーのHPよりの引用

『SATORU SHIONOYA(p) "TRIO x 2" SPECIAL 4days
塩谷 哲“TRIO x 2”スペシャル4デイズ
29(火) & 30(水) 塩谷 哲 Trio
塩谷 哲(p)、吉野弘志(b)、山木秀夫(ds)

海外でのツアーも成功を収めるなど、快進撃の止まらない塩谷 哲の疾走感溢れるサウンドを体感!

1986年にオルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとして活動を開始し、現在では日本国内に留まらない圧倒的人気を誇るピアニスト塩谷 哲。’03年に結成されドイツ、フランスでの公演も成功を治めている“塩谷哲 Trio”の二日間、そして馴染みのあるヴァイオリニスト金子飛鳥とのユニット“塩谷 哲 Acoustic Trio”と、それぞれ異なったメンバーでモーション・ブルー・ヨコハマに登場する!!』

モーションブルーに自分のクレジットで出演するのは今回の4daysが初めてだそうで、塩谷さん。私的には前回のとりお@ブルーノートが体調不良で行かれなかったのを、地元でリベンジ、だったんだけどね。

ブルーノートより舞台が低いせいか、お客さんにより近く感じるとおっしゃってましたが、なるほどねぇ。

そうそう、塩谷氏。風邪を引いて咳から声帯をやられてしまったとかで、かなりのハスキーヴォイス。昨日の初日は全く声が出なかったらしい。(で、これが個人的には塩谷氏のトークが少なめな結果になった気がして丁度良い塩梅と思われ・・。ははは)

で、肝心の演奏ですが。

いや〜、良かったのよ〜〜〜〜♪

塩谷氏の演奏を生で拝見するのはソルトクゲン、Four Of A Kind に続いて3回目、かな?

CDも持ってるし、なぁんの先入観も過度の期待もせずフラットな状態で行ったのですが。

なんかねぇ。良かったなぁ。

やっぱり、ピアノトリオ、いいなぁ。

吉野氏のこなれたウッドベース、山木氏のメロディアスなドラム。そして繊細な塩谷氏のピアノ。

段々その音の世界に引きずり込まれて、体が音で満たされてゆく。

音楽や、映画や、小説や、あるいはたった1枚の絵ですらも、芸術が人の心の殻をするっと剥いでその中核に迫ってくるものがあると想う。

もう随分昔のことになるけれど、ニューヨークのグッゲンハイム美術館でピカソの青の時代の絵である"Ironing Woman"(邦題は、アイロンを掛ける女、かな)を見た瞬間に、涙が止まらなくなったことがある。

自分が言葉なんかで表現できないその絵の何かがココロに直接突き刺さって、涙が溢れて止まらなかったのだ。

昨日は、とても大切に思っているゲイの友人と出かけたのだけれど、演奏中に何故か感極まってその相手に対して愛しく想う気持ちが湧き上がってきて涙が止まらなくなってしまった。

好き、とか愛してる、とか恋してる、とかではない、愛しいという気持ち。

ココロの中にある様々な感情のうちの、その「愛しい」という気持ちを引き出す何かが演奏にあったのだと思う。

こうやって、こういう瞬間を貰うから、美しいものにふれたいという思いを抱えて生きているんだろうなぁ・・・・・。ふふふ。

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