昨日は会社で気分の悪いこともあったし、最近ご贔屓のサックス吹き・元晴君(SOIL & "PIMP" SESSIONS のね)が、毎月主催しているjam sessionを久々に覗きに行った。まぁ、ビール呑むのに生音が鳴ってりゃいいか位の気持ちで。

前にこのジャム・セッションも他の店のジャム・セッションも同じように「ビールを呑みがてら」ってな感じで行ったことがあるのだけれど、やっぱり取り立てて上手とも言えないアマチュアの演奏を聞きつづけるのは少々しんどいものがあったので、昨日もちょっと躊躇する気持ちが無いわけでは無かったんだけどね。

ところが、ところが。昨日は参加人数が少なかったのもあったようだし、4ヶ月に及ぶセカンドアルバムのレコーディングをようやく終えた元晴君の気分も良かったようで、彼が楽しそうにあれこれとジャムってるのを楽しく見れちゃったのだ。

確かにドラムがたどたどしかったり、などなどありますが・・。そこはご愛嬌。お金を払って見ている演奏ではないのでね。ビールを呑みながら草野球をのんびり見ていて、時々ご贔屓のプロ選手が遊んでいるのを眺めている、みたいなもんですな。

途中、ソプラノ・サックスを持って参加したおぢちゃんの演奏がなかなかに良かったので、元晴君に「いやぁ、おぢちゃん、かっちょええね。」と言うと彼も「そうだねぇ。」と笑いあう。

すると、元晴君「じゃ、ちょっと二人でやりましょうよ。」とそのおぢちゃんと、アルト・サックスとソプラノ・サックスの二人だけで即興演奏して遊んでいる。

ええなぁ。こういうのが見ていて楽しいんだよねぇ。

おまけに、だ。ジャム・セッションは通常聴きにだけ来る人は少なくて何かしら演奏をしたい人が多いものだけれど、私のほかにも「観るだけ」の人が数人いて。

その中に多分二十歳そこそこの男の子がご両親を連れて見にきていて、その3人の様子が何より楽しそうで。見ているこっちが思わず羨ましくなってしまったよ。

あんまり素直に育っていそうで可愛いので、つい話し掛けてしまった。(実はおまけにメールアドレスまで聞いてしまった。こういうのをナンパと呼ばずして何と呼ぼう。ははは。)

何でも、青森だったかな、東北地方の出身だそうで、現在横浜で写真の専門学校に通っていて一人暮らし中なのだそうだ。ご両親はたまたま御実家から息子の様子を見に来たそうで、「生音を聴きたいね」と、飛び込みで店に入ってきたらしい。

元晴君のことなど何も知らずに。

そうして「いやぁ、いいっすねぇ。」と、とてもとても楽しそうに3人で聴いている。お母さんに至っては「サックスがカッコ良い」とその場にいた全てのサックス吹きに(4人いた)ビールをご馳走していた。

ええなぁ。良いご家族だなぁ。何か嬉しくなっちゃうな。

そんなこんなで、4〜5曲聴いたら帰ろうと思っていたのの、セッション終了の11時過ぎまで長居をしてしまった。へへへ。

まぁ、いやなこともあればこういう楽しいこともあるよね、と何となく一日の終わりがまるく収まったということで酔っ払いは眠るのであった。

追記:気分が良かったらしい元春君はトラックダウンの終わったばかりのほやほやの新譜の音をその場のみんなにちょこっと聞かせてくれたりして、図らずもご相伴に預かってしまいました。うぉ〜、ソイル!って感じの音に仕上がっていて、ええ感じ。来年2月の発売だそうだけれど楽しみだな。最近、SOIL & "PIMP" SESSIONS の音にかな〜りはまっています。

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