ノルウェイの森

2004年11月5日 読書
乗りかかった船、は止まらず。結局下巻も読んでしまった。最後の方ではやっぱりベッドの中で涙が止まらず・・・・。

話の途中で、登場人物である「ハツミさん」について幼い頃の憧憬を思い出させる魅力なんだというような描写があったのだけれど、この小説そのものが、ハツミさんを描写している魅力のようなもので。

オトナが書いた物語なんだな。失ってしまったものについて書きたかった本なんだなぁ、としみじみと思った。

17年前に読んだ時も「喪失」について書かれていることはもちろん感じたけれど、当時よりももっと色々なものを失った今の私が読むと、それを痛切に感じる。

はぁ。

当時は、あれだけ売れたということがちょっと信じがたい気持ちだったけれど。ベストセラーになった、ということ自体はやっぱりおかしくないな。

でもねぇ、セカチューとはやっぱ格が違うねぇ〜、ベイベー。(もちろんハルキさんに軍配よ)


追記:レイコさ〜ん!レイコさんは素敵な中年女性です。ご安心あれ。(← 意味不明?いいの、伝言なの。)

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