ノルウェイの森

2004年11月4日 読書
昨日、ベッドサイドにおいてあった、「1973年のピンボール」をぱらぱらと読んでいたら、「直子が死んでしまったことも」という部分に目が止まった。

「あれ。・・・・・これって、え〜〜〜〜っと・・・。ノルウェイの森に繋がるんだったよねぇ・・。」

と随分と久し振りにノルウェイの森を取り出してきて、読み返す。

あぁ、そうだった。こんな風な切ない話だったんだ・・・、と劇的なシーンでもない普通の場面で涙が出そうになった。

1973年のピンボールの中で井戸について語っている直子。短編の「蛍」が練り直されている「突撃隊」のエピソード・・・・。

この本は1987年の作品。ウチにあるのは初版のものでした。まさにリアルタイムに、彼の新作を待っては(恐らくは)発売日に本屋さんに買いに行って読んでいた日々。

そして、この作品を読んだ時に、「あぁ、村上春樹は成熟したんだな」と思ったことを今でもはっきりと覚えています。

もう17年も前の記憶。


何だか、ハルキづいています。

近日中に届くであろう「アフターダーク」を読む準備を自然としているかのようですね。

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