長男猫、脱走する

2004年10月22日 日常
朝、もの凄い猫の泣き声で目が覚めた。サカリが付いている時の泣き声よりもっと激しい声。

「何だぁ・・・・・・・。」と寝ぼけた頭で考えると、どうやら長男猫が下宿人の部屋の窓から脱走したようで、それを一生懸命なだめる下宿人の声も聴こえてくる。

やばい!!

と、飛び起き階下へ。

シャーーー!フーーーー!っと威嚇して身体を振るわせる長男猫。何とかなだめようとする下宿人。

あ〜〜〜。やっちゃったのねぇ。ようやくここ3年位脱走しなくなって良かったなぁ、なんてついこの間思っていたばかりなのに。

こういう時は最初がとても大切。前回も、最初の捕獲に失敗して怯えてしまった彼に、私たちはその後近づけなくて、3日間の放浪の末に家の近くに戻ってきた彼をようやく捕獲できたのだから。

あの時の悪夢が蘇る。

落ち着いて、落ち着いて・・・。と自分に言い聞かせ、皮の手袋を探し出し、長袖のトレーナーを着込んでチャンスを待つ。

今回は、フーフー、シャーシャー言うものの、一箇所に落ち着いて座ってくれている。静かな声で名前を呼び続けると、まだ興奮はしているものの、前肢を少し折り込み気味に腹ばいになる。

よしよし、そのポジションは少し落ち着いてきたってことのはず

私:足を一歩、二歩、と近づける。

猫:シャーッ!!!!

私:上半身を近づける。

猫:フーッ!!と身体を少し起こす。

そのまま2分位待って、「今だ!」と背中から捕獲。

もちろん彼は全力で抵抗する。噛み付き、引っかき、逃れようともがく。

全力でそれを押さえつけ、抱きかかえ、彼を抱いたまま窓から部屋に飛び込む。

ギャ〜ッ!と一声啼いて、家のどこかへ走り去る長男猫。


ふぅ・・・・。


良かったよ〜〜〜〜。何とか捕獲できたよ〜〜〜〜。

興奮した彼に、臭いおしっこはかけられるし、噛まれた傷は痛いし。忙しい朝に30分以上も手こずらせやがって・・・・。

まったくむかつくアホ息子だぜっと悪態をつきながらも、逃げられなかったことに安堵する。

何とか今回も彼を野良猫にせずにすんだ。


動物を飼うということは、もちろん喜びを与えてくれることであるけれど、楽しいコトばかりでは決してなくて、色々な不安とも常に隣り合わせ。

病気もするし、ゲロゲロ吐いたり下痢をしたりすれば、どうしようと不安になったりする。

今朝噛まれた傷はお約束どおり腫れて、箸を持つのもキーボードを打つのも痛い(苦笑)。

でもそれらを考え併せても、有り余るjoyを与えてくれる存在だからね。

それにしても、だ。今回も無事取り戻せて良かったよ〜。

あぁ、もう。ったくさぁ、お願いだからもう脱走しないでくれ〜〜〜。頼むよ〜〜、アホ猫ドモよ〜。

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