う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。ちょっと考えてしまうライブだったなぁ。

椎名純平&EVというクレジットだったので、ちょっと楽しみにしていた本日のライブ。

と言うのも、ここのところ、ホーン部隊のTabu Zonbi & Motoのお二人は本業の soil & "pimp" sessions でかなり忙しい様で、名古屋や他の都市でのライブではトリオでやったみたいだと聞いていたし。

椎名純平単独のクレジットだったらホーンはいないんだろうけれど、EVと付いてるからまぁ恐らくはいるんだろうなぁ、と(まぁ、勝手に)推測して出かけて行ったわけで。

で、会場についてステージを見ると・・・・。

むむ?パーカッションがある!誰が来るんだ??
前回いなかったギターがいるみたい。セミアコが置いてある!

そして、そして・・・。ホーン二人が立つ余地はステージには無いように見えるぞ〜〜!

と、疑心暗鬼で、ブッフェの食事を取りつつ、開演を待ったのだった。

(余談だけれども、もともとはブッフェに間に合う予定ではなかったので、”悪名高きお釣りの出ない”ドリンク券¥500x3枚を貰うつもりだったのだけれど、予想より遥かに早く友人と一緒に着けたので食事をしたのだった。見た目よりは全然美味しかった。)

8時を回り開演してみると、やっぱりホーンは無し。あ〜、がっくり。

いや、もちろんね、椎名純平ご本人を見に行ってはいるのだけれどね。でも、「椎名純平」ピンよりも、「&EV」 というのが好きというのが根底にあってね〜〜〜〜〜。

これって、ご本人的にはあまり嬉しくないかもしれないけれどね。

おまけに、もともと高音域には常に不安のある椎名君。ファルセットが全然出ない。1曲、ファルセット多用の唄は曲の途中で演奏中止してたくらい。

う〜〜ん。これってやっぱり、ちょっとねぇ。

ボーカリストだって調子の良い日と悪い日があるのは当然だと思うけれど、ここまで出ないとなぁ。残念ながら、テンションが下がります。

ただ、本日のライブのメンバーの
 
・ドラム:波多江健
・パーカッション:畑利樹
・ベース:大神田智彦

というメンツはデビュー当時のEVのメンツだよね。

私が初めて椎名純平のライブに行った2年位前には、すでに波多江氏が抜けて畑氏がドラムだったので、このドラムとパーカッションが両方いるという編成は初めて観たのだ。

やっぱり音がファースト・アルバムに近くて、ちょっと新鮮。それから、ファーストが一番好きな身としてはちょっと嬉しい。

それから、ベストが出るせいか、バックの編成のせいか、ここのところあまり演奏していなかったファーストからの曲も何曲か演奏して、それは良かったなぁ。特に「無情」が聴けたのはかなり嬉しかった。

畑氏のパーカッション、初めて聴きましたねぇ。椎名純平のバンドのドラムとしての畑氏は物足りない思いがあったので、パーカッショニストとしての畑氏の方が個人的には良い印象。

椎名林檎のバックでドラムを叩いている時はパワードラムらしいのだけれど、そういう畑氏は私は観たことがないのでその是非はようわからんけど。

全体としては、前回のライブが私的にはかなり良かっただけに、ちょっとその落差に考えてしまった。

椎名純平君、この10月にベスト盤が、11月にPVなどを集めたDVDが出るんですよね。

デビューして4年くらいで、アルバムとしてはオリジナルが2枚とカバーものが1枚しか出していないのに、ベスト!

これってもうすぐ契約が切れるのかなぁと、つい下衆の勘ぐりをしてしまいます。

あるいはベストでアピールしてみてもうちょっと様子を見ようというのかしらん・・・・・、とかね。

決して商業的には「売れていない」と言うのは衆知の事実、だろうしなぁ。この日のライブも40人そこそこしか観客いなかったし。

(その代わりと言ってはなんだが、関係者がわらわらわらわら物凄い数来ていて、ちょっと異様。チケットが売れなかったので動員かけたのか、契約がもうすぐ切れるしお疲れさん会でもしちゃうのかしらん、とこちらもまたまた下衆の勘ぐりパート2って感じでしたよん。)

ホーンがいない分だけ、椎名氏本人のチカラによるところが大きかった本日のライブ。

音にチカラが無い様な気がするんだよねぇ。あのホーン部隊、強力だしねぇ。

ボーカリストだったら他の演奏を凌駕する唄を聞かせて欲しいものだけれど、そこまでボーカリストとしてはチカラのあるタイプじゃないし。

前回のライブの時にも思ったことだけれど、椎名純平の能力というのは、彼がカッコ良いと思える音を彼プラス彼が人選した演奏家たちで具現化する力にあるのであって、彼単体の音楽家としての力は少々弱い気がするなぁ。

う〜〜〜〜ん。次回のライブに行くか、と言うと・・・。

横浜だったら行くかもなぁ。東京なら行かないかも。それからバックのメンツ次第かもなぁ。

あるいは、ちょっと間を置いてみようかなぁ。それで、アーティストとして、ボーカリストとしてもっと成長してくれたら嬉しいかなぁ・・・・。とも思ったりして。

椎名純平君。アーティストであり続けるには、今後の課題はなかなかに大きいかも。これは、商業的に売れるとかそういうこととは全く関係なくね。

なぁんて僭越ながら思ってしまった。
   

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