Lost Light

2004年7月4日 読書
マイクル・コナリーの未翻訳、Lost Lightがようやく読了。

いつも通り、後半の追い上げにはぐいぐい引き込まれて、没頭してしまう。

面白か〜〜。

マイクル・コナリーの英語は結構平易なので、ページに知らない単語がそれなりにあっても、読めてしまう。それから、英語と日本語のニュアンスの違い、というのもあるので、日本語訳が出ていても原本を読むこともある。

前作の巻末では、LAPDを引退するというシーンで読者をびっくりさせたハリー・ボッシュ。

今作では、LAPDを引退して54歳の年金暮らし、という設定なのよねぇ。

アメリカではある程度勤務して引退した刑事(警察官も??)は退職すると、「ま、一応」ってな感じで私立探偵の免許は取るみたいなので、彼も私立探偵の免許は取ってあるとのこと。

今回は、この私立探偵の免許は全然使用していないけれど、今後はどうするでしょう・・・。私立探偵・ボッシュってなことになっちまうのか。

それとも、「Blood Work」の元FBI捜査官マッケイレブも引退した後に「旧友の刑事に頼まれて、事件の内容を見てみる」という、今作と同じような形で捜査に協力しているので、それを続けるのか・・・・。乞うご期待ですかねぇ。

それから、恒例の巻末の衝撃の事実とは・・・!

じゃじゃじゃじゃ〜〜〜〜ん。

何と、エレノアとの間のもうすぐ4歳になるという娘が登場するのだよ〜〜〜。

エレノアは実は密かにひとりで出産してラス・ベガスでポーカー・プレイヤーをしながら娘を育てていたという。

いや、いや、これには本当にびっくり。

孤独なヒーロー、ボッシュがダディーですかぁ。う〜〜〜ん。またまた次が楽しみだわん。

後半の謎解きには、ちょっくらご都合主義が垣間見えるときがないではないが、やっぱりマイクル・コナリーはとても面白い。

「検屍官シリーズ」はあんなに売れてるのに、何故「ボッシュシリーズ」はいまいちブレークしないのか、謎です。

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