ピンク・フロイドばかり触れているようで、変な気もするのだけれど、昨日ライブ友達に「ピンク・フロイドの予習進んでる?」とメールを出して聞いてみた。

答え:「あんまりはかどっていない」そうだ。(笑)

そうだろうなぁ。

彼女が自分で言っていた。「年代という理由ではなくて(彼女は私より随分年下だから)ああいうのが好きならとっくに辿り着いて聞いたことがあるはずだと思う。でも、辿りついていない事実がある。カッコよいとは思うけど、はまらないようだ。」と。

本当にそうだろうな。彼女は音楽に熱心だから。その説明は納得がいく。

ピンク・フロイドのサウンドって、今初めて聴く人にはどう響くんだろうなぁ。

今や当たり前のコンピュータやシンセサイザー。

でも、当時はとっても革新的だったんだよねぇ。

(だって、子供の頃、トミタ・イサオがでっかい機械にコードを1本1本抜き差ししている映像を見たことがあるけど、あれがシンセサイザーだったんだもんねぇ。)

そして、夕刻。いつもの様に歩きながら「でも、何でシアター・ブルックがピンク・フロイドをカバーするんだろう。」と改めて考えていた。

ジミ・ヘンやツェッペリン、プリンスにクィーン。

過去2回のライブでカバーしたアーティストは、まぁ、どれも何となくタイジ君が好きそうだし、演奏しても変ではないな、と納得の行く選曲だと思う。

でも、次回はピンク・フロイド・・・・。ちょっと異色だよなぁ。どう考えても。

う〜〜〜ん。と考えながら、早足で歩く。

ジミ・ヘン、ピンク・フロイド・・・・・・・・・・・

  。
  。
  。
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  。
  。

なぁんだ。どちらもrevolutionary で one and only な存在じゃないか、と。

音楽が(ダーウィンの)進化論の様に進化してゆく中で、時折現れその進化を加速した革新的でユニークな存在(達)。

ジミ・ヘンドリックスやピンク・フロイド、それからレッド・ツェッペリンやクィーンにプリンス・・。彼らは、考えてみればそういう進化の歴史の中で、鮮やかに瞬いて、その進化を促進させた存在だったんじゃないか、と。

そういう彼らに対するオマージュなのか、と。(もちろんこれはいつも通り、私の個人的な勝手な解釈だけれど)

チャカ・カーンが「チュニジアの夜」をモチーフに「Melody still lingers on」 という曲を昔のソロ・アルバムの中で歌っているのだけれど。(この linger on という単語が、今もこの空間に漂っているという感じが出ていてすごく好きなんだけれど)

詞の内容はこんな風に始まる・・・。

1940年代の昔、ディジーとバードがこの曲をくれた。
チュニジアの夜という曲。
でも、そのメロディーはまだ漂っている・・・・

そして、音楽に貢献したミュージシャン達の名前が歌詞に織り込まれて歌われながら、この「The melody still lingers on」というフレーズが何度も繰り返される。



例えて言うならば、こんな感じ。

「自分が今いるこの場所の、今目に見えるのは自分やこの世代の音楽かもしれないけれど、ここへ辿り着く道の途中にこんなすごい人たちがいたんだよ。」ってね。



革新的で唯一無比。

ふぅん、そうか。そういうことか。

なぁんて、まぁ、いわば当たり前のことが、突然すとん、と落ちてくることがある。大抵は音楽を聴きながらひとりで歩いている時。

なにものにも替え難い時間。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
追記:?

フランク・マッコムというミュージシャンが、ダニー・ハザウェイを髣髴とさせるという情報を以前から見て気になっていた。

来月モーション・ブルーにも来るので、音源を何も聞かずにとりあえず予約を入れてしまった。モーション・ブルーは近いし、男性のソウルフルなシンガーなら、多少外れてもいいか、と。

で、ようやく昨日CDを買ってきて聞き出したのだ。the truth というアルバム。

あ〜〜、いいわぁ。

うわ〜、8曲目、本当にダニー・ハザウェイを思い起こさせる・・・。

何て言ったらいいのかなぁ。こういう音が世の中に溢れていた時代もあったのにねぇ。隔世の感がありますねぇ。

? あぁ〜〜〜〜〜!ローン・ガンメンが〜〜〜〜〜〜〜!

それは無いでしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

嘘でしょ、嘘でしょ。

嘘だと言って。

信じられな〜〜〜い・・・・。

がくっ。

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