今日はシアターのライブだわん。明日が仕事じゃなくてお休みだったらどれだけ嬉しいか、、と思うけれど、まぁしょうがない。

っと思ったところで、確か今日はTower Of Power@Blue Note Tokyoの発売日じゃん、と気付きHPに予約をしにいったら、何と何ともう土曜日は売り切れじゃん!ショック。土曜日に行こうと思っていたのに〜〜。金曜の2部も売り切れ。

しょうがない、金曜の1部だぁ、と予約。また、焦って会社を出て行かねば。。

夜はTheatre Brook@新宿Loft

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今回は諸般の事情があれこれ絡み、当初ひとり参加の予定から二転三転、最終的には年下の異性友達と一緒にTheatre Brook@Loft。

フルのシアターのライブとしては、私は2回目(一度インストアに行ったけど)。彼は97年にタカさんが参加する以前のシアターを一度観た事があるという。

今回はほとんど一番後ろの方の一段高くなったエリアのど真ん中にて。

タカさんがまっすぐまん前だ。

実は私はロフト自体が初めてのハコ。小さいのでもみくちゃになりますよ、と複数の友人から言われていたのだけれど、ほんとうにコンパクトなキャパでした。

なので数百人が前にいても、ステージとの距離そのものはそれ程無い。でも、やっぱりスタンディングって前に行ってなんぼだよなぁ、と今回改めて思ったりもした。

後ろの方は、明らかに体温が低いもの。

でもね、そういうちょっと今回は違うか、ってなことも楽しめたり、観察したり、前向きに捉えられるのが、年を重ねる利点なのだ。ははは。

今回は色々紆余曲折を経た結果、ひょんなきっかけから知り合った音楽友人で、かなり年若、しかも本日お誕生日を迎えるという友人と参加しているというシチュエーションだけでも楽しいじゃないか、と思えるんだなぁ。ふふふ。

ライブはねぇ、もうあちこちで色々なことが書かれていると思うけれど、とにかく、凄かった。まる。

カッコよかった。

あ”〜。。上手に言葉には出来ません。

時間はほぼ4時間。佐藤タイジ氏ご本人にして「最長記録」、と言わしめた程だし。参加した人はほとんど、開場からその後行われた即売サイン会の終了まで5時間半以上立ちっぱなし・ライブの間は踊りっぱなしという、足腰には過酷なものでした。案の定、筋肉痛発生。

でもね、今回解ったことがひとつあったの。どうして、こんなに沼澤氏のドラムが好きなんだろうということ。

ドラマーとしては珍しく(だと思うのだけれど、違うのかな)オタファンがついている超有名ドラマー、沼澤尚氏。

私なんて、彼のファンとしたら、とっても新参者だ。意識して彼のライブを観るようになって、まだ一年足らず。

でもね、ずっと思っていた。「彼のドラミングのどこがそんなにカッコよくて、好きなんだろう。」って。

ご本人だって「(自分以上に)技術的に優れた人はたくさんいますよ、でも、技術では補えない何かがね。。。」と言う様なことをインタビューなどで言っている。

もちろん彼が技術的に凄いのは確かなんだけど、他にも上手な人や味のある人などなどいる中で。他の人のライブにだって行くわけだし、アルバムも聴いてるから、色々なドラムの音を聴いているのに。

それでも、沼澤さんのドラミングを生で聴くといつも、「あぁ〜〜、たまら〜〜ん!!カッコよくて、気持ちが良くて、心地良くて、、、何て凄いんだろう。すごく好きだぁぁ。」と思うんだよ。

だから、それは何故なのだろう、とずっと思っていた。

思春期から音楽には親しんで生きてきた、と思う。その時々で自分にとって旬なミュージシャンや、好きなアーティスト、バンドマンなどがいたと思う。

でね、中年になって自分の好みがどんどんはっきりしていく中で、今、とても沼澤氏が奏でるドラムに魅せられてるなぁ、とちょっと苦笑しながら思っている。

自分の中での、ひとつの疑問だったんだ。「何故彼なのかなぁって。」

それでだ!今回すごく思ったんだ。

沼澤さんのドラムにはすごく「こく」があるんだ、って。

お酒でも何でも良いのだけれど、美味しいものってみんなそれぞれ好みがあると思う。

私は、日本酒もワインもシャンパンも、味に深みがあってこくがあるタイプが好きだ。

ボディと称されるもの。それの訳は難しいけれど。コシ、コク、深み。「こってり」じゃなくて「こっくり」。

穏やかな音、固い音、突っ込んだり、抜いたり、パワフルだったり、柔らかだったり。。

そのリズムや音の組み合わせから生まれるヴァラエティ豊かなドラミング。

あぁ、こういう豊穣な音が楽器としてのドラムに命を与えて、彼の創り出す音に命を吹き込んでいるのだ、と。

ドラムってこんなにもメロディアスな楽器だったんだ、と。

音が鳴ると、体が自然に動く。動かずにはいられない。

曲にあわせて、手を突き上げる、叫ぶ、踊る。

周りの体温がどれだけ低くても関係ない。自然に反応する。

足は痛いのに、体は疲れているのに。

でも体の細胞のひとつひとつに音楽のチカラがみなぎって、細胞全てにエネルギーを与えられたみたいに透き通った気持ちになる。

そういう「瞬間・瞬間のハザマに消えて、後には残らない美」に体を委ねる。

そうしてそれを、もっと、もっと、と細胞が求める。まるでセックスの快楽のように。


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今回は正直言って、沼澤さんから目が放せなくて放せなくて。釘付けでした。へへへ。(←照れる。)

去年のオーガスタキャンプでスガシカオ&Family Sugarに出会えていなければ、沼澤尚氏のことは知らずにいたし、こんな細胞の悦びを思い出させてもらうこともなかったと思う。

今年は数えてみたら年末までに様々なライブを約30本観る事になる。

音楽好きからしたら普通の数字かもしれない。

でも、慌ただしく仕事に追われる生活を経た後で、時間と気持ちをやりくりして、再びそうした瞬間の煌きを感じられる道に沼澤氏が導いてくれた。

11/24はフレディ・マーキュリーの命日。Queen好きだった友人がスキルス性の癌で同じ日に亡くなって5年。

今日のライブのオープニングはWe Will Rock Youだった。これには泣きそうだった。

様々な要素が、偶然が、縁が、導く結果。

人生に感謝。

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