今日は以前よりライブ仲間の友人から「良いですよ〜」と推薦を受けていて、いつ見に行こうかと目をつけていた金子雄太氏のユニット・aquapitが地元横浜のthumbs upに来たので安いし近いし、という不純な動機も多少はあり見に行ったのだった。

メンツは金子氏、大槻KALTA氏、今日のギターはオリジナルメンバーらしい小沼ようすけ。小沼君のファンなのか、ちょこっと綺麗どころが多いような。

thumbs upは初めて行ったけど、気取っていなくて、なかなかに良い店かも。店のスタイルは全然違うんだけど、店員の雰囲気とかむか〜しのアメリカン・ハウスみたいだな、と思った。(←この雰囲気が想像つく人は横浜で昔遊んでいた現中年ですね。へへ)

大槻KALTA氏、おぉ、かっこ良い!小気味良いドラミング、良いじゃないの〜〜♪

今年の私は周りの友人ドモが「あいつは一体どうしちゃったんだ。ぶっとんでるよな」と驚く位「ライブマニア」と化しているらしいのだが、(←本人の自覚はなし&それほど行っていないと思っている)まぁあれこれ観た中で、大槻KALTA氏は若手のミュージシャン、〜特にリズム体好きの私としてはドラマー〜の中でダントツに好きなタイプのドラマーだったかな。

カルタさ〜〜ん、ほんま、かっちょえかったよ〜。

実際、ステージから降りてきて通路を通ってゆく彼に思わず「かっこ良かった〜〜!」と叫んじゃいました。ははは。

もちろん、テクニックとかそういうのは大前提としてもだ。何かなぁ、演奏にエネルギーと勢いがあるんだろうな、きっと。

私の世代にとって、ドラマーと言えば、真っ先にポンタやスティーブ・ガットとかレニー・ホワイト(だったっけ?パタパタ音数がめちゃめちゃ多い人)だのの名前が挙がると思う。

そして、その下の世代に今私が最も気持ちの良いリズムとして好んでいる沼澤氏あたりがいて。(ってこれってめちゃめちゃ大雑把なくくりだなぁ。)

そしてその下の世代が、タカさんから丁度10歳年下らしい大槻氏あたりになるのかなぁ。この辺は結構人数がまだ多く居て自然淘汰されてゆくのだろうね。そして、これからどんどん働き盛り、とでも言うべき季節がくるわけですね、恐らく。

という構図を考えなくても、何て言うのかなぁ、大槻氏には「うぉーい、やったるわ〜」みたいな、勢いを演奏に感じるんだよね。ある種、とんがっている、というか。

例えば、ポンタは、まぁ、枯れたというか熟れた味わい、とでも言いますかそういうものを感じるし、タカさんは、超売れっ子らしくあちこちで叩きまわっているプロ、というものを感じる。

そして、これからきっともっとあちこちで叩くことが増えそうな大槻氏には、その伸びる時独特のオーラというか、エネルギー値というか、ね。そういうものをすごく感じたなぁ。

でもね、ライブが始まる前に会場を歩いて友人かファンの女の子と話しているミュージシャンらしき人を見て、「この人ドラマー顔してるなぁ、今日のドラムの人かな。」って思ったんだよねぇ。

ギタリスト顔、とかさ、そういうの、あるよねぇ。ほんと、一発でドラマーっぽい、と思いました。

あとね、ちょこっとSOSのドラマー・ko-heyと同系統の顔っぽいというのもあるけどさ。(ko-heyがそもそもドラマー顔してるんだけど)

まぁ、これは余談。

金子氏に対しての評価は保留って感じ。う〜〜ん、オルガニストという存在のライブってあまり経験が無いのでねぇ。決して悪くはないし、おぅ良いじゃん、とは思うのだけれど、ちょこっと掴みが弱いという印象がぬぐえず。

でも、左手でベースライン、右手で全く別のメロディラインってすごいよねぇ。ドラマーが四肢をばらばらに動かす訓練をしているのであれば、キーボーディストが両手をばらばらに動かせるのは当然といえば当然なんだけど。

ベースラインは結構好きだったかも。いや、もちろん右手の方も結構良いんだけど、ちょっと保留、です。

小沼ようすけはこの間も見たけど、私的にはまぁ、どうでもいいかな。可もなく不可もなく。後半の方が良かったな。(これは雄太氏もそんな気がする。)

でも、今日は仲良し(か、どうかはもちろん知らないけど、恐らく)とライブをしているのが気持ち良いのか、ギターソロを弾いているときに口でメロディーをスキャットしているのを1曲そのままマイクにのせていた。

ああいう、Jazzのアイドル的に売られてしまうのも、それなりにしんどかったり、思うところがあるんだろうなぁ、と勝手に想像してみたりしてしまった。ははは。

今日は友人がどうしても一緒に行きたいというので2人で行ったのだが、推薦者であるライブ仲間の友人にも会えたし、席が混んできたらアメリカの海軍に属しているという若い白人の男の子が相席となり、ビールを1杯奢ってくれて話をしたり、というあれこれおまけつき。

ライブも8:25あたりから休憩をはさんで2部たっぷり。終わったのは12時を回っていた。電車で帰る人はちょっとお尻がそわそわしてくる時間だった。

私は歩いてでも帰れる距離に住んでいるので、気持ちは「もっと演って〜〜」ってトコロ。こういう地元ならでの楽しみというのは良いよねぇ。

そんなこんなで元気を貰いました。

公式HPでライブスケジュールをチェックしてみると大槻氏は結構横浜に出没しているので、次は違う編成で、特に上手なベース弾きと絡んでいるのを見たいなぁ、と思うのであった。

椎名林檎も畑君じゃなくて、カルタ君を抜擢すれば良かったのに、などと思ったりして。へへ。

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