頑張るオンナを辞めようと思う。今日そう思った。

一昨日の晩から随分たっぷりと眠った。今朝は代休でお休みなので、本当はもっとごろごろしていたかったのだけれど、猫がごはん、ごはんとねだるので起き上がり階下へ行きご飯をあげる。

新聞を取って、コーヒーを入れて、久しぶりにたっぷり、のんびりとした朝ごはん。

私はお酒や美味しいものが大好きなので、健康を考えて、普段自分が作る食事では、なるべく油分や糖分は控えようと思ってはいる。(中々そのまま実行は出来ないけれど)

だから、朝食で食べるトーストにはバターやマーガリンはほとんど塗らない。チーズをのせたり、ハムとちょこっとマヨネーズを塗る、とか。何か塗るなら、カルシウムの取れるチーズスプレッドとか。とても疲れていたらさすがに蜂蜜を塗ったりはするけど。

とにかくタダの油分ではなく栄養が取れるものにしている。余談だけれど、なるべく塩分も控えている。

でも、今日は休息と御褒美のひと時だから、とチューブ状のバターを塗って、ソーセージと卵とチーズをサンドしたもの。うぅ、油分ってやっぱり美味しいよね。

いつも友人と言うのだ。美味しいものは必ず体に悪い、と。

新聞を読んでいたら、雑誌の婦人公論の広告で「頑張るオンナを休みませんか」と出ていた。あまりにタイムリーで思わず涙ぐんでしまったよ。へへ。

そうだ、私も、頑張るオンナを辞めようと、思う。

私は物心ついた頃から恐らくとても優等生だった。学級委員とかね、やりたくもないのにやらされてた。

中学校では親の言うとおりに勉強して卒業する時の成績はオール5だった。お決まりで、学区の一番上の進学校へ。

でもちょうどそのあたりから段々親の目が私から逸れてきたので、成績という意味ではめちゃめちゃ劣等生だった。高校時代は一度も勉強しなかった。追試も何度も受けたし、しょっちゅうサボって家でごろごろしてたので出席日数もぎりぎりだったし、進級できるかどうかの会議にもかかった。

なので、当然ながら現役では大学には受からなかったけど、1浪したらそこそこのところに受かってしまった。

浪人時代も勉強したのは11月の終わり位からで、日本史しかやらなかった。

行った大学はめちゃめちゃつまらなかった。と、言っても学校が楽しいなんて思ったことって無かったなぁ。

小・中学校の時は多分成績が良かったからいじめられなかったのだろうし、高校は進学校で人に関心の無い人達ばかりだったので、楽だった、というだけ。

いつも周りから浮いてた、と思う(事実、中学校の同級生に20年振り位にあったら、そう言われた)。

そして大学時代に交通事故にあって学校を1年半休学した。ひどい怪我だった。

当時の日本は景気は良かったけれど、女子大生で大学在学中に何年も遅れた人って就職には不利などと言われていたので、卒業して2年程アメリカに行った。まぁ、英語の先生でもなればいいか、というものすご〜く安易な考えから。

行っていたら、英語も割りに早く上達してしまった。1年後には大学院に入れた。でも、つまらなくて2学期目の途中で辞めて帰ってきてしまった。

いつも、いつもそれほど努力しなくても何となく出来てしまうので、きっと自分の中でやれば出来るはずという変なプライドが育ってしまったんだろうなぁ、今思えば。

前の会社に入ってもそうだった。11年近くいたけれど、会社が大きくなるにつれ、結局名前だけではあるものの取締役業務部長というものになった。零細企業だから大手ほどではないにせよ、それなりに良いお給料を貰っていたと思う。

4年近く前に、中古の一戸建てを買った。35年ローン。

当時一緒に暮らしていたボーイフレンドはいたけれど、もう長くは保たないだろうな、という予感があったので、単独名義。家具にいたるまで彼には一銭も出してもらわなかった。

仕事はいつも忙しくて、いつもいろいろなストレスを抱えていた。そして、遂にストレスから体調を崩した。恐らく鬱状態だったと思う。顔の三叉神経にもちょこっと鈍麻感がでた。動きを司る顔面神経でなかったので、人からは気づかれなかったけれど。

でも全部自分で治した。毎日のように泣いていたけれど。

結局それから1年半くらいして会社は辞めた。役員なのに、社長と考え方が合わなくてはやっていけなかった。それから自分の持っている変な責任感とプライドと実際の仕事との折り合いが限界になっていたのだと思う。

半年ぶらぶらして、今の会社にアルバイト程度の気持ちで入った。家から近い事、勤務時間が長くないことなどが魅力だったけど、結局入ってしまえばどんどん仕事は増えてゆく。

年収は実質4割くらいダウンかな。結構きびしい。会社を辞めたあとに加入した国民健康保険の昨年度の金額はとても高くて支払えなくて、分割して払っている。ローンに、固定資産税や住民税、などなど。猫が病気をすればそれにももちろんお金がかかる。

(もちろんライブに行くのを少し減らせばもう少し楽になるけど、そうしたら生きる楽しみが奪われてしまう)

でも現社長はものすごくたくさん払ってやっていると思っているようだ。自慢げに周りの人に言っているのを聞いてしまった。


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ひとりで頑張っている、ということに自負を持っていたつもりもないのだけれど、それでもどこかで、そういう自分を誇らしく思っていた部分が全く無いとは言えないのかもしれない、と最近思い始めている。

全く刷り込まれた価値観とは恐ろしい。小さい頃から優等生として愛されてきたオンナノコは大きくなっても凄いよねぇ、えらいよなぁ、と思われる道をつい、選んでしまうのかもしれない。

でもね、最近、誰かの肩にちょこっともたれてみたいな、と思ったりする。

結婚というシステムにとても適合できるタイプではないと思っているけれど、気持ちを支えあえるような何らかのパートナーが欲しいなとは思っているのかな。

幸いなことに私にはとても仲の良いゲイの友人が結構いる。性を超えた部分でお互いを愛しく思える存在がいてくれる、ということはとても素敵な、嬉しいことだ。

それでも今はきっと、次の恋愛をしたいな、と思い出したのかもしれない。

こう思っている自分にどういう出会いがあって、それがどういう道にたどり着くのか想像もつかないけれど。

願わくば音楽や芸術が好きな人でありますように。

アーメン。

  ----読み返してみたら、何だかいやみな独り言のようになっていますねぇ。。ま、たまには、そんな気分の時もあるということで。ご容赦を。

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