Lazy Summer Afternoon

って、これじゃぁ、ブルースか、変なJ POPの唄のタイトルにでもなりそうだけれど、今日は随分前から昨日のMt. Fuji Jazz Festivalに参戦できる事に備えて夏期休暇を申請してあったのだ。

なので、朝寝坊＆ひたすら怠惰に過ごす月曜日と、いうわけ。

「所有」するのが、嫌い。人も、本も、CDも、家やら、信念やら、あれやらこれやら。ほんとは所有しないでいられたらどんなに便利だろうと、思う。

たとえば今現在働いてはいるものの、最近はそういう仕事の為の洋服も、あまり数をたくさん持っていない。

でも、不便もあんまり好きじゃない。

聴きたい音楽の音源はやっぱり聴きたいときに手元にあって欲しい、と思うし、肌触りの良いTシャツは持っていたいな、と思う。

なので、必要な分は、しょうがない、持っている。でも、もともと「所有」が苦手なので、コレクション、が苦手だ。

好きな本やCDはそれなりに多少は持っているけれど（アナログレコードは、ある時点でほとんど捨ててしまった）、蔵書がなんちゃら、とか所有アルバムやCDが1，000枚、とか言うのを聞くと、凄いなとはおもうけど、なりたいと思ったこともないし、絶対になれないと思う。そんなに所有してしまったら息苦しくなりそう。。

私は、儀式のように、寝る前に必ず本を読む。活字を読まずに寝る夜はほとんど無い。それに加えて、読了した本を何度でも読み返す癖がある。ちょっとしたフレーズ、その本の雰囲気みたいなものに触れたくて、何度でも、何度でも。

でも、そのために、気に入った本がちゃんと本箱に並んでいるかというと、全然そんなことはない。やっぱり所有し損なっている。

例えば、旅行に出かける前は読みたい文庫本をたくさん買う。で、読み終わると大抵捨ててくる。ヨッポドほれ込んだら持って帰って来る時も無いとはいえないけど、海外旅行ならまず捨ててくる。また、読みたくなったら買えばいいや、と。

今日も、午後、何を読もうかなぁっと思って本箱を物色したけれど、買いだめしてある新しい本はなく、桐野夏生のミロシリーズを一から読み返してしまった。やっぱり好きだな。これ。

何もしなくて良いお天気の日の午後。（え〜っと、本当はした方が良い家事なんてものはたくさんあるのだが、そういうことは忘れて）

今日みたいに暑ければきつくない程度にクーラーを掛けて、イスやらソファに座ったり、シーツを換えたベッドに寝っ転がったりしての読書三昧は至福の時。

仕事場は相変らず気分の塞ぐ事になっているらしい、その旨メールがきていた。でも、今日の宝の時は、とりあえず、私のもの。