今朝はものすごくイヤな怖い夢を見て5時に目が覚めた。遮光カーテン越しにももう外は薄明るくなっているのが解って、夏なんだなとふと思ったりしたけれど。

夢は母が大怪我をする夢だった。

何だか変な話の成り行きで母が頭を機械にはさまれて強打してしまうのだ。頭を挟まれた母は椅子に座っている姿勢のまま。私は彼女の意識があることは確認して、慌てて救急車を呼ぶ。

ここが芸が細かくて笑っちゃうけど、本当に電話番号がうまく押せなくて「落ち着いて、落ち着いて」って自分で自分に言い聞かせたりしている。

911だか119だか解らなくて、携帯電話の画面はなぜかブラックアウトして繋がらないし、、と大苦戦して電話をしている。

そうして、やっと繋がったと思った電話の相手はとても冷静で冷たくて、状況を尋ねたりするだけで、救急車は全然来てくれないのだ。

その間に映画みたいにばた〜〜んと椅子からずり落ちる母。

床に倒れた母の顔は死相が出ていた。

一生懸命母に話しかけるのと、電話の相手に「何故今すぐ来てくれないのか」と詰め寄る私。そして、「大丈夫だからね、ママァ!」絶叫している私。

そこで、目が覚めた。

心臓がドキドキしていた。薄暗がりの中で一人で目覚めて、はぁ、とため息をついた。

実はこの間母は脚の骨を折って手術をしたのだ。骨折自体も手術自体もたいした事はなく、たったの3日の入院で済んだのだけれど。

手術の日の夕方、仕事の後に病院に行き、母が手術室から戻ってくるのを待っていた。

私は随分前に交通事故でひどい怪我をして10ヶ月も入院した事があって、その間、母にはすごく世話になったのだ。手術も3回した。

その10ヶ月の間、母は本当に文字通り毎日病院に来てくれた。交通事故の後の痛みに泣き続ける私の側で、一緒に苦しんでくれていた母。手術の後に麻酔の後遺症で吐く私を気遣いながら病院の規則だからと後ろ髪を引かれながら帰って行く母。。

そんなことを思い出して、順番が入れ替わったのかなぁって、ふと思っていたことが、不安と入り混じって夢に見たのかもしれないなって思ったのだった。

当の本人は何だかすっかり元気で、車椅子生活ながら、テレビの調子が悪いとか行ってテレビ買いに行ってるくらいなのにね。ふふ。

♪〜夜と朝とが入れかわる瞬間にだけ
  ぼくらにフシギな力がやどるという 〜♪

って感じなのかな。

オトナになるとは、あれこれ思い煩うことだよね。

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